卒園した保育園でピアノ伴奏を頼まれて生徒さん

卒園した保育園でピアノ伴奏を頼まれて生徒さん

ピアノ伴奏は、とても勉強になります。

卒園した保育園の園長先生から、卒園式でみんなで歌う歌の伴奏を2曲頼まれた小学6年生の〇〇君。

伴奏は伴奏の難しさがあるので、弾き方はレッスンで教えました。

伴奏の難しいところは、テンポの維持と呼吸と絶対に止まってはいけないということです。

ソロで弾く時も注意をしなければならないことなのですが、伴奏は上手くできないと園児が「はやい」とか指摘をしてくるようなので、〇〇にとっては、とても良い勉強になっていると思います。

そして、責任ということも芽生えているのではないかと思います。

歌の伴奏って、ピアノが上手いから伴奏も上手く弾けるということはないのです。

声楽やバイオリンニストは、ピアノ伴奏でリサイタルを行いますが、自分に合う伴奏者を見つけるのは大変なことなのです。

ピアノ連弾やピアノ二重奏もパートナーと息が合わないと上手く行きませんので、コンクールでは、兄弟姉妹・ご夫婦で活躍されている方が多いです。

コンクールで連弾やピアノ二重奏でパートナーを組み、それが縁で結婚された友人もおります。

保育園の園長先生は、卒園生のその後の成長も考えてくださっているのでしょうね、素晴らしい教育者ですね。

音楽は、コミュニケーションの一つのツールでもあるので、ピアノ教室でも幼児と小学生が連弾やピアノ二重奏のパートナーを組むのも上級生は「相手を思いやる」ということを学ぶ機会になって良いのですが、コンクールでは結果を求めてしまうので、発表会を復活させた方が良いかもしれませんね。

発表会を行っていた時は、幼児が歌を歌う時は、伴奏は上級生にさせておりました。

私が伴奏をするより、特に男の子が伴奏をするとみんな生き生きして楽しそうでした。

ジェンダーフリーと言いますが、男の子と女の子の違いはあるように思います。

〇〇君は、園児たちに「はやい」とか「おおきい」とか言われて大変でしょうけど、人間として大きく成長すると思います。

頑張ってくださいね、ファイト!