「題名のない音楽会」を観て感動しました

「題名のない音楽会」を観て感動しました

「音楽って、すごいなー」と思いました。

ピアノは、角野隼人さんでした。

エフェクターを使ったLeoさんの琴も素晴らしかった。

テレビで観るのではなく、会場で生の演奏を聴いたら、もっと感動したと思います。

癌を患って治療中の坂本龍一さんの曲でした。

ピアノ、バイオリン、チェロ、琴、恵まれた環境で音楽を学ぶことができた人達なのだろうなーと思いました。

音楽って、想像力なんですよね。

もちろんテクニックがあってこそですが。

彼等から、邪神と言いますか、邪念みたいなものを全く感じませんでした。

音楽家の中には、Highly Sensitive Person が多いように思いますが、そうじゃなければあのような作品は出来ないでしょうし、あのような演奏もできないかもしれませんね。

音楽に限らず、芸術家って、時間を生きているように思えてたりします。

坂本龍一さんの19歳の時に作曲したという作品を聴いているときに、涙が溢れてきました。

作曲家は、作品が残るから、作品は生きた証になるけど、演奏家は、本当に瞬間瞬間しかない。

私の頭には、まだ、東敦子先生や栗本尊子先生の歌声が、お姿と共にしっかり残っていますが、私の頭が壊れたら、消えて行くのかと思うと、頭は最後まで残って欲しいと願っています。

安川加寿子先生の、ベートーヴェンの月光とショパンのエオリアンハープも、映像と音が私の頭にしっかり焼き付いています。

一期一会

生の演奏と録音は、同じではないのです。

感覚的なものは、私の頭の中にしかないのです。

私にとって音楽は、生命そのものです。

繊細な美しい演奏を聴くと、心が浄化されるのを感じます。

プロの演奏家の演奏だけではなく、生徒さんの演奏でも同じです。

一生懸命に弾いている生徒さんの演奏を聴いている時、涙が溢れそうになる時があります。

題名のない音楽会は、明日、再放送があります。

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