他のお教室から移ってこられた大人の生徒さんのレッスンで、感じたことです。
チェルニーは40番まで終了し、バッハの平均律も学ばれ、ベートーヴェンやショパンも学ばれ、上級レベルの曲が弾ける方なのですが、どの曲の演奏を聴かせて頂いても、それなりに弾けているのですが、拍子感が無いのです。
それで、「足で拍子を打ちながら口で拍子を言って片手で弾けますか?」と申し上げ、トライして頂いたのですが、上手く出来ず、途中で生徒さんが「3つを一緒にやるのは出来ないです。一つのことで精一杯です。」とおっしゃいました。
「ソルフェージュのレッスンは、受けましたか?」と伺いましたら、受けたことが無いとのことでした。
音高音大を受験する場合は、聴音や新曲視唱、コーリューブンゲンなど、ソルフェージュの試験があるので、ピアノのレッスンの他にソルフェージュのレッスンも受けますが、趣味の方はピアノだけのレッスンが多いと思いますから、仕方がないことです。
私も、以前は、趣味の方はピアノのみのレッスンを行っておりました。
生徒さんをコンクールに出場させるようになって、コンクールで予選を通過させるには基礎が出来ていないと無理ということがわかってからは、趣味の方も、ピアノのレッスンの他に、ソルフェージュとセオリー(楽典)のレッスンも行い、総合的なレッスンを行っております。
コンクールでは、拍子とテンポは重要なのですが、拍子とテンポを身につけるのは簡単ではありません。
ピアノは、脳をフルに使って弾く楽器です。
だから、お子様は、ピアノは脳の発達に良いと言われておりますし、シニアの方においては、ピアノは認知症の予防に効果があると言われているのです。
足で拍子を打ちながら、口で拍子を言いながら、まずは片手で弾けるように練習しましょう。
片手で出来るようになったら、両手で弾けるように練習しましょう。
ピアノを弾くということは、単にピアノが上手く弾けるようになるだけではなく、脳も活性化されるのです。
逆に言えば、脳が活性化している人は、拍子感もリズム感もテンポ感も良くピアノが上手く弾けるということです。
ピアノは、感性と知能で弾きます。
感性と知能は、脳です。
ピアノで、脳を育てましょう。
随時、体験レッスンを受け付けております。
カウンセリングのみは、無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ピアノのレッスンを通して、ピアノが上手で頭も良いお子様にお育て申し上げます。
40歳以上の方は、脳を活性化させ、ピアノを楽しみながら認知症の予防にもなるレッスンを行っております。