おはようございます。
「楽しく・わかりやすく・確実に上達できるレッスン」をモットーにピアノを教えている結城美帆子です。
ピアノが上手くか弾けるようになるかならないかは、環境も関係があるかもしれませんが、一番関係があるのは「脳」頭だと思います。
40年にわたり下は1歳8ヶ月から上は83歳の初心者の方まで、健常者と言われる人も障害がある方も関係なく自力で楽譜を読み自力で弾けるようになるピアノの指導を行ってきましたが、生まれ持った素質と脳で先の見通しができるようになりました。
努力も才能のうちという方もおりますが、40年見てきて思うのは、自分の同級生を見てもですが、東京藝術大学は努力で合格することは可能だけれど、努力で合格した人と本当に才能がある人の違いは、入学してからわかります。
同級生に東京芸術大学の声楽科に合格した人がおりますが、高校の卒業の時の演奏と大学卒業の時の演奏が上達がないと言うか変わらなかったのです。
他の先生たちも同じ意見と言うか感覚だったようです。
この方は、自分には才能がなかったと言ったことがあり、幼稚園の先生を目指している学校で指導をしているようです。
かと思えば、高校2年生から声楽を始めて現役で東京藝術大学に合格して、音楽大学の教授になられた知り合いもおります。
東京藝術大学のピアノ科に現役で合格した知り合いもおりますが、留学することもなくヤマハの先生になりました。
新しい生徒さんのレッスンを始める時、40年もやっていると生徒さんの素質が見えてくるようになりました。
親御さんの中には「うちの子は後で伸びるタイプだと思います」とおっしゃる方がおりますが、どうかなーと思います。
なかなか譜読みができるようにならないお子さんには、見え方とか、思考とか、脳の使い方に特徴があるように感じるのです。
それぞれの脳の特徴を把握して指導をするようにしておりますが、わからない生徒さんもおります。
特性や素質に合わせて、ピアノが楽しめるレッスンを行った方が生徒さんは幸せなのかもしれないと思う今日この頃です。
ピアノを習う目的は、豊かな人生を送るためですから。