ピアノが上手くなる追究心と探究心

ピアノが上手くなる追究心と探究心

ピアノが上手くなるには、豊かな感性と真実を追い求める探究心と粘り強く追い求める追究心が必要です。

ピアノを学ぶと言うことは、これで良いと言うことはなく勉強すればするほど課題が泉が湧き出でるごとく出てくるものです。

昨日コンクールを受けてきた大人の生徒さんが、「気持ち良く演奏できました」と感想をLINEで送ってきたのですが、コンクールへ参加する目的は、気持ち良く演奏する為ではなく審査員からアドバイスを受けることで、普段のレッスンでわからない上達する為の課題を発見する為です。

私が言ってもわからないことが、違う先生からコメントを書いてもらうことで理解できることもあります。

コメントで書かれていることは、普段から私が思っていることですし、言っていることがほとんどです。

ピアノや声楽・バイオリン・その他、芸術系の習い事は、これで良いということはないです。

テクニックだけでもダメで、音楽系の場合は美しい音を見極め聴き分けることが出来る耳と感性も育てないとダメです。

ピアノ学ぶ上で一番大事なのは「耳」です。

幼児期から小学低学年の時期は、なるべく本物に触れ耳と感性を育てることが重要です。

産まれたばかりの赤ちゃんの手は軟骨だらけなので「グチャ」となっちゃいます。

成長とともに手根骨ができてきます。

大人と同じようにレントゲンで手根骨が映るには8歳くらいと言われるので、3歳4歳でピアノを弾く手の形を教えても無意味なような気がします。

軟骨だらけなのには「MP関節を出して」なんて言われても上手く出来るはずがないような気がしますし、むしろ出来たら心配かもしれません。

骨が出来なければ、ピアノは弾けないです。

声帯の発達から言うと、4歳くらいになるとソまでは正しい音程で声を出せるようになるようです。

正しい音程で歌えると言うのは、声帯と脳の発達によるものです。

普通に会話ができるのに歌を歌うと音痴という方がおりますが、それは脳の問題です。

音楽のレッスンは0歳から可能かと思いますが、3、4歳で音楽の基礎を学び、ピアノは5歳くらいで始めるのが良いと思います。

2歳児は、リズム感と音感を養うレッスンが良いと思います。

幼児期は、心を育み感性を育てましょう。

そして、追究心と探究心が旺盛なお子様に育てましょう。