導入期のピアノレッスン

導入期のピアノレッスン

確かな演奏技術と生きる力を育てる結城美帆子ピアノ教室のブログにご訪問頂き誠に有難うございます。

本日のテーマは「導入期のピアノレッスン」です。

当教室では、3歳〜熟年の方まで、導入期ピアノを弾き始める前にお教えすることは同じです。

①数字と個数と音名を覚える

②右手と左手と指番号を覚える

③2つの黒鍵と3つの黒鍵を探す

④「ド」を88鍵盤から探す

⑤真ん中の「ド」の位置を覚える

⑥音名と鍵盤の場所を覚える

⑦五線と鍵盤を覚える

⑧音価(音の長さ)を覚える

2ヶ月〜3ヶ月くらいは、楽譜を見て弾くことはしません。

弾き始める前に主に2つのことを指導します。

一つは、姿勢・手の形・脱力を教えます。

もう一つは、ソルフェージュの要素を理解させることです。

楽譜を見て弾き始めた時の、はじめの3曲くらいの要素をあらかじめ理解させておくことで、「楽譜を見て弾く」ことへの導入がスムーズになります。

導入期の小さいお子様のレッスンに、絵音符や音符に色を染めて教えているお教室もあるようですが、結城美帆子ピアノ教室では、長年の指導経験から、絵音符や色音符で教えるよりも、始めから五線譜で教えた方が楽譜の理解や上達がスムーズなお子様が多かったので、現在は、小さいお子様から始めから五線譜で譜読みを教え五線譜でレッスンを行っております。

最初に絵とか色で音符を教えると、結局五線譜に変換しなければなりませんし、変換の作業が出来ないと、いつまでも音符に色を塗らないと読めない状態になります。

他のお教室から移って来られた小学2年生の生徒さんでしたが、バイエルを使っており、音符に全て色が染めてありました。

音符が中々読めるようにならない生徒さんの場合は、まずは、なぜ読めないのか?線と間の区別はついているか?一線と二線・一間と二間は理解できているか?などを見極め、読めない原因を探し手立てを考えます。

小さいお子様への指導で大切なことは、余計なことは教えないことです。(音楽教育家北村智恵先生からのアドバイス)

まずは、大譜表で真ん中の「ド」を教え、上の音符は「レ」、下の音符は「シ」、この3つをしっかり読めるように反復練習を行って頂きます。

ゲームのように行うと楽しくできます。

3つの音が理解できると、あとはスラスラ覚えることができます。

以上のようなレッスンで、ピアノを学ぶ土台を作っております。

結城美帆子ピアノ教室のレッスンにご興味を持って頂けましたら、入会は自由ですので、お気軽に体験レッスンにお越しください。

笑顔があふれる優しく楽しいレッスンです。