子供を犯罪者にしない為に

子供を犯罪者にしない為に

昨日は、17歳の若者による傷害事件が起こってしまいましたね。

1997年でしたでしょうか?14歳の少年の事件を思い出しました。

私は、定型発達のお子様の他に、発達障害のお子様にもピアノを教えてきました。

知的に問題が無い広汎性発達障害やアスペルガー症候群・ADHDなどのお子さんは、一般の学校の一般のクラスで学んでいるので、本人はもとより、親御さんもご自分のお子さんの発達障害に気付いていない方もいるのではないかと思います。

私のピアノ教室には、発達障害と医師の診断を受けてレッスンにお越しになられている方もおりますが、親御さんが「うちの子、もしかすると発達障害があるかもしれないのですが、レッスンお願いできますか?」という方もおりますし、知識と経験から発達障害かもしれないと思っても親御さんは全くそうは思っていないという方もおります。

本来なら、違う指導法をすべきなのかもしれませんが、なぜなら、一般的な子供には自分がやられて嫌なことは相手も嫌と思うからやってはいけないと教えますが、知的障害の子供や発達障害の子供には、理解できないようです。

なので、私は、ルールを守ることを教えます。

「お教室のルールを守れない時は、あなたのレッスンはできない」と伝えます。

お家で一生懸命に練習をしてきても、レッスンノートを忘れてきた場合、レッスンノートを最初に先生に見せるというルールを守れなかった場合は、ルールに従ってレッスンは行いません。

ルールを守るということは、命を守るということにつながるからです。

赤信号で、「車が来ないから横断歩道を渡ってしまえ」という時もあるかもしれませんが、運良く大丈夫な時もあると思いますけど、反対方向から来た車を気付くことが出来なくて、跳ねられてしまうかもしれません。

ルールも臨機応変な対応が必要な場合もありますが、子供はまだ考える力が未熟ですから、まずは守ることを教えた方が良いと思います。

法律も解釈がありますし、六法全書を読むと、「もっぱら」とかいう言葉がよく出てきますし、その為に弁護士先生がいるのでしょう。

解釈が不要で白黒を決めることができるのであれば、AIができると思いますし、弁護士先生は不要になると思います。

音楽にもルールがありますから、まずは音楽のルールを学び、その上で、培った知識で解釈を行い、作曲家の心を想像し想いを馳せ演奏するのがピアノ演奏です。

作曲家の心をどれだけ想像でき、どれだけ想いを馳せることが出来るか、そして、どれだけ演奏するテクニックを持っているか?です。

ピアノを学ぶということは、生き方を学ぶことです。

なので、私の教室でも、どの生徒さんに対しても、ルールを守ることを徹底して教えております。

人生において、ルールを守らない時は、色々なペナルティーが課せられます。

昨日の傷害事件を起こした若者は、自由を拘束されます。

ピアノのレッスンで、ルールなんて関係ないじゃないですか?というお考えの方もいると思いますが、そのように考える方は他のお教室をお選びになれば良いと思います。

結城美帆子ピアノ教室では、ピアノのレッスンを通して、演奏技術を培い、人生をより良く生きる為の生きる力を養うことを指導理念としております。

かと言いましても、忘れ物をするたびに、レッスンが出来ないのも困りますので、ピアノの近くに忘れ物チェック表のようなものを設置して、自分で忘れ物がないかどうかをチェック出来る方法を探してみましょう。

ピアノ教室に来るのに忘れ物をする方は、学校の忘れ物もあるのではないでしょうか?

忘れ物が多い人は、ADHDの可能性があるかもしれません。

または、指導者の話を聞いていないか?指導者を甘くみているのかもしれませんし、忘れることがいけない事とは認識していないのかもしれませんし、ルールを守ることをさほど重要に思っていないのかもしれませんね。

発達障害の診断を受けている生徒さんに対しては、ピアノが上手く弾けるようになるだけではなく、ピアノのレッスンを通して、発達障害の改善も目的にレッスンを行っておりますので、ルールは徹底して守るように指導を行っておりますが、今後は、一般の生徒さんに対してもルールを守って頂くようにしたいと思いますので、よろしくお願いします。

子供を犯罪者にしない為に、そして、子供を犯罪から守る為に、ルールを守ることを教えましょう。

そして、「自傷他害はいけない」ということを教え、生きることを教えましょう。

自殺は自傷行為ですから、いけないことです。

自殺に失敗した場合、精神病院に強制入院されられる可能性があります。

精神科の強制入院は、患者の命を守る為ですから、身体は拘束帯で拘束され自由を奪われます。

自殺を美化する風潮は良くないです。

生きることは、楽しいことばかりじゃありません。

生きるということは、大変なことです。

大変なことだからこそ、喜びがあるのではないでしょうか?

ピアノは、簡単に上達できる楽器ではないからこそ、上手く弾けるようになるには一定期間コツコツ努力が必要な楽器だからこそ、上手く弾けるようになった時の喜びが大きいですし、だから、価値があるのです。

人生も同じです。

努力がなければ、価値が低い人生になってしまいます。

ピアノで、人生の質と価値を高めましょう!