音楽でもあったチケットノルマ

音楽でもあったチケットノルマ

政治家のパーティーノルマやキックバックが騒がれていますが、音楽業界でもありました。

まず、自分がお世話になっている先生が、リサイタルをされる時や、LP(今はCDと言いますが、40年以上前はレコードでした)を出された時は、20枚以上は購入しました。

お世話になっている先生のお弟子さんがリサイタルをされる時も、チケットノルマが郵送で送られてきました。

我が子を演奏だけで生活ができるピアニストに育てるには、チケットをどれだけさばけるかにかかっているので、親御さんの人脈や経済力も重要になります。

チケットをたくさん売って頂いた方には、キックバック(キャッシュバック)もありました。

有名な先生にお世話になると、レッスン代の他にかかるお金が結構必要です。

母をショートステイやデイサービスにお願いしていた時も、お願いしていた事業所から、月10万円以上かかった場合は、キャッシュバックがありました。これは今でも変だと思いますが。

今問題になっている夜の街のホストやホステスさんにもノルマがあるようですから、政治も音楽も水商売もみんな同じ、なんか変。

私は、純粋に音楽の楽しさ喜びを伝えたいと思いますので、演奏会のノルマはありません。

生徒さんに楽器屋さんをご紹介する時もありますが、これまで一度も楽器屋さんからお礼を頂いたこともありません。

一般的には、紹介料を振り込んでくるようですが、全てお断り申し上げております。

宅急便で送られてきたこともありましたが、着払いでお返ししました。

私は、ピアノを教えること、人を育てることが大好きで、生徒さんが上手くピアノを弾けるようになって素敵な人間に育ってくれることが一番の幸せなので、指導料と運営するための費用をいただければそれで良いのです。

ピアノでみんなが幸せになり心豊かな人生を送ることができますように!