知的障害があり特別支援学校に通われている小学6年生の生徒さんです。
WISCーⅣの検査が出来ないレベルなので、重度の知的障害ですが、今まで五線譜が理解できなかったのですが、昨日は、何番目の線か正しく答えることができました。
この生徒さんにとっては、すごい進歩なのです。
5本の線が数えられないと、五線譜で音符を読むことが不可能だからです。
現在は、カタカナの楽譜を使って弾いておりますが、行く行くは五線譜が読めるようになり、五線譜で弾けるようになることを目標にレッスンを行っております。
結城美帆子ピアノ教室では、障害がある方もレッスンを行っておりますが、音楽療法的な概念でのレッスンは行っておりません。
健常者も障害児者も、自分で楽譜を読み自力で弾けるようになり、音楽で自己表現ができるようになることを目標にレッスンを行っております。
WISCーⅣの検査が出来るお子様の場合は、検査の結果からある程度特性を把握することができるのですが、検査が受けられない生徒さんの場合は、全てが手探りで、レッスンを行いながら生徒さんの状態を把握し進めていかなければならないので、レッスン時間以外に指導法を考えなければならず、すごく大変なことではありますが、障害があっても幸せな人生を送って欲しいとの想いから、レッスンを行っております。
ピアノを習うことで、ピアノのお仲間ができます。
生きていく上で、お仲間は大事です。
結城美帆子ピアノ教室では、障害児者は、ピアノパラリンピック全国大会に参加できるので、全国にピアノのお友達ができます。
生徒さんたちは、ピアノパラリンピック全国大会で演奏するのを目標に、そして、みんなに会えること、みんなの演奏を聴けることを楽しみにレッスンしています。
私は、講評委員をさせて頂いておりますが、お子様たちは、毎年少しづつですが確実にレベルアップされています。
私の生徒さんも、初めての参加の時は、ステージで一人で演奏するのも難しく私と連弾をしましたが、2回目からは、一人で演奏できるようになりました。
中学生になられた生徒さんも、1回目はひじょうに簡単で短い曲を弾いたのですが、今年は、ピティナピアノコンペティションにも参加され、バッハの平均律が弾けるようになりました。
障害があってもピアノは弾けるようになります。
障害があってもピアノを楽しむことができます。
障害があってもレベルアップでき上手く弾けるようになります。
音楽は、心を豊かにしてくれます。
音楽は、人生を豊かにしてくれます。
音楽は、人と人を幸せの輪で繋いでくれます。
愛と音楽で幸せの輪を繋ぎましょう。
今日も素敵な一日になりますように!
結城美帆子ピアノ教室では、健常者も障害児者も楽しく確実に上達できるピアノレッスンを行っております。
お気軽に体験レッスンにお越しくださいませ。
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