ピティナピアノコンペティションの最中ですが、
良い結果を出している人たちは、
ブルコン・バッハコン・ショパコンなどに参加している人もいるので、
コンペティションで予選が通過できなかったら、
ブルコンも・バッハコンも・ショパコンも予選を通過するのは難しいと思います。
コンクールで予選を通過する為には、やはり基礎力が無いと難しいように思います。
拍感・拍子感・リズム感・テンポ感は特に大事です。
脱力が出来ていないとホールに音が響かないので脱力も大事です。
正しい音価も大事です。
基本のアナリーゼ・曲作りも大事です。
美しい響きで演奏できているかを聞き分けることが出来る聞く力と感性が大事です。
ピアノが上手く弾けるようになるには、
毎日の練習が必要ですが、
回数をこなせば上手くなれると言うものではないです。
間違った弾き方で練習をしていたら、
弾けば弾くほど下手くそになってしまいます。
私の教室では、
希望者は、
お家での練習動画を奏してしてもらって、
添削指導を無料で行っておりますが、
昨日動画を送信してくれた〇〇さんは、
良く弾けるようになっているのですが、
楽譜を見ないで弾いていました。
これは絶対いけません。
楽譜を目で追って行くことが凄く重要なのです。
ピアノが上級レベルまで弾けるようにならないのは、
楽譜を目で追って弾けなくなるからなのです。
「ドレドレド」と言う簡単な曲でさえ覚え弾きは絶対ダメなのです。
「楽譜を見ないで弾けてすごいねー」なんて褒めたら、
子供は楽譜を見ないで弾けることが良いことなんだと勘違いしてしまいます。
ピアノは空間認知能力が発達するのです。
楽譜を見ずに覚え弾きをしていたら、
せっかくの能力を引き出し伸ばすことが出来ません。
空間認知能力の低下は、
認知症の初期症状で現れることなので、
ピアノが認知症予防に効果があると言われる所以かも知れません。
趣味で楽しみたい方も専門コースへ進まれる方も基礎は同じです。
土台をしっかり作ってあげれば生涯ピアノを楽しむことが出来ます。
美しいものを美しいと感じられる感性・真実を求めようとする探究心と諦めない追究心があるとコンクールで良い結果を得ることが出来ます。
心から本気で「上手くなりたい」と思っているかどうかって凄く重要な気がします。
最後までお読み頂き有難うございました。
今日も暑い一日になりそうですね。
ファイト!