昨日、10月で4歳になられる年少さん男の子の体験レッスンがありました。
体験レッスンでは、ピアノのレッスンが可能かどうか?を判断させて頂いております。
入会を希望されている方の場合は、どのようなレッスンが可能か?指導案を作成させて頂くため、無料で2回体験レッスンをお受け頂いております。
私は、一応幼児児童の心理学を学んでおり研究会にも参加して勉強をしてきましたので、ある程度お子様の発達を知ることができます。
昨日体験レッスンにお越し頂いた年少さんは、発達検査でも行う積み木とカードを行わせて頂きましたが、パーフェクトに出来まし、私の顔を見てお話を聞くことも出来ましたので、レッスンは可能です。
ただ、手が小さくまだ手の支えが出来る状態ではありませんでしたので、ピアノを弾くにはまだ早いと思いましたので、プレピアノコースへのご案内になります。
ピアノを始めるのに一番大切なことは、ピアノの鍵盤を素早く下まで押すことができるかどうか?ピアノを弾きための手の骨や関節ができているかどうかを見極めることです。
産まれたばかりの赤ちゃんの手はたくさんの軟骨でできているので、手がグチャっとなります。
グチャとなる時に無理にピアノを始めさせると、MP関節で支えることが出来ませんから、悪い癖がついてしまう恐れがあります。
音楽の三要素は「リズム・音程・ハーモニー」を言いますから、手の骨や関節がピアノを弾く準備ができるまでは、リズム感や拍子感を養い、この時期にしか身につくことが出来ない絶対音感のトレーニングを行いつつ、楽譜の仕組みや音階を覚えてピアノを弾く準備をします。
拍感が育っていない生徒さんは、ピティナピアノコンペティションで地区予選を通過するのは難しいです。
拍感は、手拍子を打ちながら歌うことで身に付きますので、ピアノを弾く前に、沢山歌うことが重要なのです。
言語もリズムです。
きちんと喋ることもリズム感を養うのに重要なことなのです。
ピアノが上手く弾けるようになるには、ピアノを弾く前に、拍子感やリズム感を養ったり、楽譜の仕組みや音符を覚えたり、ピアノを弾く指の番号を覚えたりと、やることが沢山あります。
多少の個人差はありますが、脳は2歳半で最初の臨界期を迎えます。
臨界期を迎えたと言うことは、そこから出来ることがあると言うことで、そこからしか出来ないことと言うことです。
脳の2回目の臨界期は8歳と言われております。
2歳半〜8歳は、音楽的能力を引き出し最大限に伸ばすレッスンが良いと考えております。
8歳くらいになると大人と同じように手根骨がレントゲンに写りますから、ここからはピアノを沢山弾く時期になります。
手の大きさにもよりますが、基礎を積み重ねていれば、小学校卒業時には、ショパンのエチュードが弾けるようになります。
手の大きさは、身長との関係もあるので遺伝的要素があります。
親御さんが身長が高くて手が大きい方でしたら、そのお子さんも身長が高く手も大きい人に育つ可能性があります。
小学6年生で、1オクターブ(真ん中のド〜8個上のドまで)届くお子様もいれば、届かないお子様もおります。
手は25歳が臨界期と言われましたので、25歳までは伸びますから大丈夫です。
言い方を変えれば、「25歳までに色々な曲を弾けるようにしなさい。25歳を過ぎるとテクニックを向上させるのが難しくなるから」と言うことです。
結城美帆子ピアノ教室では、2歳半〜4、5歳のお子様は、ピアノのレッスンに入る前に、プレピアノコースで、ピアノのレッスンに入るための準備と絶対音感のトレーニングを行っております。
具体的には、リトミックの教則本を使い、リズム感や拍子感を養い、並行して譜読みを行い楽譜を読む土台を作ります。
リズムと拍子がある程度打てるようになり、ある程度音符が読めるようになりましたらピアノのレッスンに移行します。
個人差はありますが、概ね3ヶ月〜1年程度でピアノのレッスンに入れます。
5歳以上でピアノを始められる方も、最初からピアノを弾くレッスンではなく、楽譜の仕組みや音符を読むことから始めます。
結城美帆子の理念や指導方針にご賛同頂ける方は、お気軽に体験レッスンにお越しください。
ご入会を希望される方は、指導案作成のため2回まで無料で体験レッスンを受けられます。
1回だけ体験レッスンを受けてみたいと言う方は、面談とレッスンで50分3,000円で受けられます。
ご相談のみは無料です。
最後までお読みいただき有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように!