今までこのような感じの曲は、なぜか集中が続かず上手く弾けませんでした。
それが、最近なぜかラベルの亡き女王のためのパヴァーヌが弾きたくなり、楽譜を引っ張り出して弾いてみると、なんということでしょう!最後まで気持ち良く弾けたのです。
少し前までのような感じではない。
多分、精神的な変化ではないかと思う。
ずっと頑張ってきた。
頑張って頑張って、障害がある人にも健常者と同じように弾けるように、これでもかこれでもかと頑張って頑張ってきました。
今は、ラベルの他、ショパンのノクターンやモンポーを好んで弾いています。
このような曲を弾いていると、なぜか心が穏やかになり落ち着くのです。
これこそが音楽の力です。
音楽で心のバランスを保っているのでしょうね。
40歳くらいの時は、バッハのイタリアン協奏曲を弾くと心が落ち着きました。
人間の心は不思議で、面白いです。