生徒さんとの会話です。
生徒さん「学校へ行くのが嫌だった」
私「どうして」
生徒さん「いじめられるから」
私「どんな子がいじめをするの」
生徒さん「女子」
私「先生には相談したの?」
生徒さん「先生に言ったってダメですよ、学級崩壊しましたから」
私「授業中、うるさくしている生徒を先生は注意しないの?」
生徒さん「しても言うこと聞きません」
私「パパとママには話したの?」
生徒さん「今回話しました」
私「困った時は、パパとママに相談すると良いと思うよ。〇〇ちゃんのパパとママは、〇〇ちゃんを絶対に助けてくれるから大丈夫だよ」と、お話しました。
世の中、すべてが自分が思うように動くと言うことではないので、誰が良くて誰が悪いと言うことではない。
自分が嫌なことや困難なことに遭遇した時、どうすれば自分が生き延びることができるかを考え行動できる人間に育てることが重要です。
そのためには、まずは「私は僕は大丈夫」と自分を信じることができる人間に育てること。
私のレッスンでは、コンクールに出場している生徒には、舞台袖で「一生懸命練習しました。〇〇は出来る大丈夫」と言ってステージへ行かせています。
「言霊」という言葉がありますが、自分に言い聞かせることで本当そうなります。
人間は、色々な経験を通して、生きていく力をつけていくと思うのです。
そして、なりたい自分のイメージを持つこと、夢を持つことです。
目標ができれば、目標を達成するためにはどうすれば良いかを考え、目標を達成するための努力をすれば良いのです。
どの世界にもイジメはありますし、理不尽だなと思うことはあります。
そのすべてに、真正面から立ち向かっていったら、どれだけ命があっても足りないと思います。
「出来ること・出来ないこと」を見極め判断する力も必要ですね。
自死を選ぶことなく、自分の命をまっとうした人達の生き方から考えると、生き方がお上手な方々だったように思います。
生き延びるためには、誰かの知恵を拝借することも必要です。
子供にとって、1番身近な相談者は親です。
親は、子供から相談された時、全力で相談相手になってあげてください。
答えを出す必要はありません。
餌を与えるのではなく、餌の取り方を教えましょう。
そうすれば、子どもは、いずれ自分の翼で自由に大空へ飛び立って行くことが出来るでしょう。
私は、ピアノを通して、目標を持ち目標に向かって努力をして目標を達成する力をつけて欲しいと思っています。
ピアノで培った目標を達成する力は、夢を叶える力となり、生きる力となることは間違いありません。
結城美帆子ピアノ教室のピアノの指導の目的は、ピアノを通して、心を強くして生きる力をつけ、どんな壁をも乗り越えられる自立した人間を育てること、自分の頭で考えて行動できる人間に育てることです。
結城美帆子ピアノ教室では、随時体験レッスンを承っております。
当教室には、アドバイザーとして、発達障害専門の医師と臨床心理士がおりますので、メンタルケアやお子様の発達についてのご相談も可能となっております。