前回のレッスンから、チェルニー30番に入った生徒さんのレッスン。
生徒さんの、やる気が伝わってきました。
30番に入る前は、爪を切ってくるのを忘れたり、手がきれいじゃない時もあったのですが、ピアノが弾きやすい爪になっていて、手もとてもきれいでした。
ピアノは、爪が伸びていると、指先に重みを乗せることができませんので、良い音が出せないのです。
私は、長〜くピアノに携わっている為か、ピアノに関係ない人にお会いした時でさえ、手を見てしまいます。
ピアノが上手くなってくると、ピアノを弾く手と申しますか、ピアノが弾きやすい手になってくるように思います。
ピアノが弾きやすい手が出来てくると、脱力も出来るようになるので、響く音が出せるようになります。
最初に脱力を教える先生もおりますが、私は精神分析なるものも学んでおりますので、本人が欲しないものはいくら教えても身につかないと考えていますので、私は本人の主体が脱力を身につけたいと欲するのを導き、あたかも自ら脱力が出来たと思えるような指導をしておりますので、少々時間を要します。
適齢適期レッスンです。
主体は無意識ですから、主体を引き出すのって、結構大変なのです。
「ピアノが上手く弾けるようになりたい」と言う欲が出てくると、上手くなります。
努力したことを認められることでも、「もっとほめてもらいたい」と言う欲が湧きますから、もっと努力をするようになります。
努力や頑張っていることを褒めてあげると、努力ができるお子様に育ちますし、目標に向かって頑張れるお子様に育ちます。
お子様が努力したこと頑張ったことを、たくさん褒めてあげましょう。
知的障害のお子様の場合は、「頑張る」ということがどういうことなのか?から教える必要がありますので、本人が耐えられる程度の負荷を経験させることで、頑張るとはどういうことなのかがわかるようになるのではないかと思います。
努力や頑張ることって簡単なことではないですから。
最後までお読み頂き有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように!