ピティナピアノコンペティションの地区予選が始まりました。
つくば地区は、昨年まではゴールデンウィーク前に定員に達し締め切りになっていたのですが、今年はどうしたことか、いまだにつくば地区も取手地区も定員に達していません。
全国を見ても、大都市圏以外は定員に達していないように思います。
世の中二極化していますが、コンクール業界も二極化しているのかもしれませんね。
ピティナピアノコンペティションで全国大会出場を目指す方々は、予選だけでリハーサルを含め五か所は受けますし、地区本選のリハーサルと地区本線二ヶ所、その他ホールレッスンも何度も行いますから、親御さんの経済的負担は相当大きいです。
私は、個人的には、そんなにやらなくてもよいのではないかと思います。
本気で地区本選出場を目指す生徒さんは、一発勝負も可哀想なので、リハーサルに1ヶ所受けて、コンペティションは2ヶ所まで受けられるので2ヶ所をお勧めしておりますが、予選だけで参加したいという生徒さんには、コンペティションで2ヶ所お受けになられることをお勧めしております。
全国大会出場を目指す場合でも、1回に全てを賭けるやり方のほうが私は好きです。
予備は要らない。
受験生は、落ちた時のことを考えて、数ヶ所受験する方が多いと思いますが、私は自分自身も、私が教えた受験生も、本当に行きたい学校一校しか受けませんでした。
落ちたらその時に考えれば良いと思っていました。
運が良かったのか、私も生徒たちも落ちた生徒は一人もおりません。
一つしか受けないから、みんな本気でした。
落ちることを考えて受ける生徒さんは一人もおりませんでした。
コンペティションを始めた頃は、受験と同じ、一発勝負で受けさせておりましたが、私も生徒さんも本気だったせいか、全員が地区予選は通過していました。
電子ピアノで練習をしていた生徒さんも地区予選を通過できました。
電子ピアノで練習していた生徒さんは、放課後、学校の音楽室のピアノを弾かせてもらえるように校長先生にお願いして許可を得て学校の音楽室のピアノで練習をして地区予選を通過したのです。
お母様は、離婚をされ母親一人で子育てをしていた方で、何ヶ所も受けられるような経済的余裕は無かったので、無料で追加レッスンを行っていました。
無料で行っていたので、やるべきことをやっていなかった時や、真剣さが感じられない時は、レッスンをすることなく帰って頂きました。
子供が心からピアノが大好きで音楽的センスもあり、本人がコンクールを受けたいと願っているのに、親の経済的理由でコンクールを受けられなかったり、ピアノを習わせてもらえないということは、あってはならない事と思うのです。
ピアノを習いたいのに習えないなんて、あってはならないと思います。
音楽の才能があるのに、親の経済的な理由でコンクールを受けられないなんて、あってはならないと思います。
音楽はピアノは、特権階級の人だけのものではないです。
音楽はピアノは、平等に神様から贈られた賜物なのですから。
レッスン料金を値下げすることは、レッスンの価値を下げることになるので出来ませんが、経済的な理由でピアノを習いたいけど習えないという方は、遠慮無くご相談くださいね。
最後までお読み頂き有難うございました。