生涯ピアノを楽しむ為の人生設計

生涯ピアノを楽しむ為の人生設計

おはようございます。

ピアノ教師の結城美帆子です。

本日も結城美帆子ピアノ教室のブログにご訪問頂き誠に有難うございます。

ピアノを教え始めて40年以上になります。

1歳8ヶ月の小さいお子さんから84歳で生まれて初めてピアノを始められた方まで様々な方にピアノを教えてきました。

ピアノは何歳から習い始めても指を動かし音を出すことは可能ですが、身体の成長や心の成長から3歳4歳で習い始めるのが一番良いと思います。

ピアノ演奏で必要となる「指を動かす」「先を読む」「暗記」は、すべて脳で指令を出していることなので、脳の機能が衰えたり身体の機能が衰え始めると、まず自分が思うように指が動かなくなります。

何人もの高齢者にレッスンをしてきて思いますのは、特に75歳を越えた頃からは手が小刻みに震える振戦という症状が見られる方が多いです。

高齢者を教え始めた頃は、緊張なのかな?と思っていたのですが、知り合いの医師に聞きましたら、脳に問題がある場合や、ホルモンに問題がある場合があると言われました。

高齢になったら人すべてに振戦の症状が出るわけではないと思うのです。

なぜなら、80歳を過ぎてもリサイタルを行っているピアニスや作曲家、指揮者はたくさんいらっしゃいますから。

ピアノに限らずですが、幼児期がすごく大切なように思います。

幼児期でなければ習得できない能力もあります。

絶対音感がその一つです。

絶対音感がなくても相対音感は後からでも身につけることは可能なので、絶対音感がないから音楽が楽しめないということはありませんので大丈夫です。

人間の発達や成長、受験や子育て介護を考えると、幼児期から児童期が一番コンスタントに学べる時期ではないかと思います。

大学受験を見据え、遅くても高校2年生くらいまでに上級レベルの曲が弾けるようになっていると、生涯に渡りピアノを楽しんで続けていけます。