おはようございます。
ピアノ教師の結城美帆子です。
本日も結城美帆子ピアノ教室のブログにご訪問頂き誠に有難うございます。
本日のテーマは、「ピアノを学ぶ目的について」です。
私は、ピアノを学んだ人の全てが音楽家になる必要はないと思っています。
音楽を学ぶことは「素敵な人生の生き方」を身につけるためです。
ピアノを学ぶことは「将来の生活を楽しく幸福に生きていくための投資」です。
最近は、高齢者を対象にした「ピアノで脳トレ」といったピアノのレッスンもありますが、ピアノが脳に良い影響を及ぶすであろうと思われるのは、学習力を高め知識を高める18歳までにしっかりとピアノを弾くことで脳がしっかり発達し、その後の生活に良い影響を及ぼすということではないかと思います。
発達段階でピアノを学ぶことが重要ということです。
ピアノ演奏で必要となる「指を動かす」「先を読む」「暗記」は、すべて脳の働きを高めることにつながります。
ピアノは両手で違う指の動きをします。
これが左右の脳をとても活発に活動させるのです。
ピアノは、頑張って練習して上手くできるようになった時には先生から褒めてもらえ、達成感を得られます。
脳科学ではこれを「成功回路をつくる」と呼ぶそうです。
ピアノ学習には、コンクールや発表会など、生徒さんを褒めるチャンスがたくさんあります。
子どものうちにこのような経験をさせることが、その後の人生において良い影響を与えるのです。
「ピアノさえ習っていれば良い子に育つ」ということではなく、どんなことでも目標を持って一生懸命に取り組むことが、とても大切です。
18歳までのピアノを楽しんで続けていける土台をつくることで、生涯に渡りピアノを楽しむことができ認知症の予防につながるのではないかと思います。
ピアノは弾き続けることが大事です。
どんなにテクニックがあるピアニストでも、あのホロビッツさえも、年齢に逆らうことはできないですが、弾き続けることはできるのです。
指を動かすのは脳です。
楽譜を読むのも脳です。
脳を大切にして、ピアノを楽しみ、心豊かな人生を送ろうじゃありませんか。