今日は、子供の発達について書きます。
わたくし結城美帆子は、音楽の他に、心理学とラカンの精神分析を学んでおります。
「数を数える」という点では、3歳6ヶ月では4まで、4歳を過ぎれば13まで数えることができます。(鈴木ビネー法テストによる我国の標準。山下俊郎著「児童心理学」より)
「語いの発達」については、3歳から4歳までの発達が目覚ましく、日常生活に必要な言葉をこの期間でほとんど覚えてしまいます。
「記憶力」の点では、3歳4ヶ月までは言葉の記憶を持つことができないとされています。ですからもし先生が“前に言ったじゃないの、、、、、”などと叱ってみたところで、本人にわからせることはできないわけです。
「注意力」の点については、興味のあるものに対しては比較的長い間注意を向けていられますが、しかし努力をしなければならない注意(ピアノのレッスンはこれにあたる。もっとも、子供ピアノが好きならばその限りではない)の場合には、3歳〜4歳で8秒、5歳で16秒あまり、6歳で27秒あまり、6歳から12歳までの間に注意力は著しく発達します。
「情緒性」の発達については、3歳ごろから発達し始め、4歳頃には熟します。5歳になれば大人の持つ情緒の基本的なものは全て持つようになります。
「社交性」の点では、3歳を過ぎると芽生え、積極的に友達を欲しがり、また遊びの時間が長くなるようです。
「記憶力」については、与えられた材料を鵜呑みにする機械的記憶力は、8歳から10歳までの間に著しく発達し、11〜12歳頃になると記憶する材料の意味をはっきり掴み、理論的に筋道だったものとして記憶する理論的記憶へと次第に移っていきます。ですから、知的な面における基本的なことは全て機械的記憶の旺盛な時期にしっかり身につけさせることが良いのです。
なお、与えられた材料を思い出す「再生」の率は、8歳以下では聴覚的記憶の方が優れ、耳を通して与えられる材料の方が記憶されやすく、9歳からは視覚的記憶の方が優っていきます。
幼児期の発達段階で重要視しなければならないのは、2歳〜4歳までの間に反抗期が現れることで、何を言っても幼児はイヤと言うのでたいへん扱いにくいのですが、この反抗期を過ぎれば再び扱いよくなり、大人から言われたことを、その通りに進めてやっていこうという課題意識が次第に芽生えてきます。
ピアノの学習にいちばん重要な指先の運動に発達についてはどうかというと、楽譜を読み、それをすぐに弾くという、眼と手の運動が調子を合わせる運動は、5歳頃までにだいたいのことが出来るようになり、8歳以降は一段と進みます。
また肩、腕、手首の筋肉運動は、6歳から12歳までの間に急速に発達し、12歳までには成人の城に達します。
これに反して指先の細かな運動については発達が徐々に行われます。そして青年期(13歳以降)に入っていっそう発達していくのです。
音楽性の発達については、楽音に対する反応は、早くも生後6ヶ月から始まります。そして3歳までの間に簡単な歌唱能力が発達し、4歳児はメロディーの聞き分けができます。
3歳児はピアノの音を出してみたがりますし、4歳になると簡単な聞き覚えのメロディーを弾いてみたりもします。
このように楽音に対する反応が比較的早く始まるのに対して、リズム行動の発達は歌唱よりも発達が遅れ、小学校に入学するようになるまではあまり期待することができません。
単に音楽に合わせて踊るという意味でのリズム反応なら、2歳から5歳までの間に発達しますが、確実に拍子をとるということはできないのです。
またいわゆる音感の点では、3歳4歳くらいから音感教育を始めれば子供たちの90%〜95%が絶対音感を持つことができるようになります。5歳からでは80％〜85%、6歳以後つまり小学校に入学後に始めた時は50%と、次第に減っていきます。
以上、音楽性を含めて知性の面から言えば、ピアノを始める最低の年齢として3歳という年齢が浮かび上がってきます。
当教室で、3歳からレッスンを始めたお子様たちの注意力や記憶力は小学校入学までに凄まじく発達しております。
当教室の生徒さんは、幼児でも毎日30分〜1時間程度、ピティナピアノコンペティションに参加している生徒さんは毎日2時間以上の練習をこなしております。
反抗期が過ぎ課題意識が芽生えれば、目標に向かって努力することができるようになります。
当教室の生徒さんたちは、我国の標準値を上回っています。
素晴らしいですね。
ピアノのレッスンは、子供の発達成長に合わせて無理をせず適期レッスンを行えば、子供の能力を引き出し最大限に伸ばすことができるのです。
結城美帆子は、子供の成長に大きな喜びと幸せを感じるので、全く経験の無い何もわからない初心者のお子様大歓迎です。
結城美帆子ピアノのレッスンにご興味がありましたら、体験レッスンにお越しください。
入会は自由ですので、お気軽にお申し込みください。