今年は、申し込みの状態から「いつもとは違う」と感じておりましたが、結果もいつもとは違っていましたね。
連続で指導者賞を受賞していた指導者が、今年は受賞していないと言う方を目にします。
世代交代なのかと思いきや、そうとも言えないようにも思います。
ピアノを習う意味って何なのか?
子供がコンペティションに参加する意味って何なのか?
私が生徒さんをコンペティションに参加を勧めている理由は、バロック・古典(クラシック)・ロマン派・近現代の四期が学べ客観的なレベルの把握が出来るからです。
大学に入った時とか就職した時などに、「趣味は何ですか」と聞かれて、「ピアノです」と答えるよりも、「趣味は子供の時から習っていたピアノです。毎年ピティナピアノコンペティションに参加していて、中学で参加したD級ではバッハの平均律とドビュッシーを弾いて予選を通過し本選ではショパンの革命のエチュードとベートーヴェンのソナタ熱情を弾いて本選優秀賞を受賞しました」と答えられると、どのくらいのピアノが弾ける人なのか想像しやすいと思います。
コンペティションに参加しない方は、ブルグミュラー25番やソナチネアルバムなどはレッスンしますが、限られたレッスン時間の中でバロック・古典・ロマン・近現代の四期をまんべんなくレッスンするのは難しいです。
トロフィーを目標に参加されたい方は、得意な曲で参加できるブルグミュラーコンクールやバッハコンクール、ベーテンピアノコンクール、ヨーロッパ国際ピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクールIN Asia、日本クラシック音楽コンクールなどに参加されるのも良いと思います。日本クラシック音楽コンクールは、今年は8月にノバホールで予選を行っていました。
コンクールは、普段のレッスンよりも音楽を深く学ぶので、参加する目的や目標を考えて参加すればプラスになります。
ピアノを習い始める時に、10年後はどうなっていたいのかを考えて習い始めることをお勧めします。
結城美帆子ピアノ教室では、趣味の生徒さんでも、小学6年生でピティナピアノコンペティションC級の課題曲が弾けるようになることを目標にレッスンを行っております。
ピティナピアノコンペティションC級の課題曲は、バッハのインベンション・ショパンの子犬のワルツなどが弾けるレベルです。
1オクターブが届く生徒さんは、小学6年生でショパンの幻想即興曲やモーツァルトのトルコ行進曲などをレッスンします。
特級まで辿り着きたい方は、10歳位で高校生の課題曲が弾けるレベルになっていれば可能性があるので、10歳位からは特級挑戦者やピアニストを多く育てている指導者にレッスンを受けることをお勧めします。
ピティナピアノコンペティションの連弾部門と二重奏部門は、家族の絆を深めることを目的として、兄弟姉妹親子のみ指導をされて頂いております。
コンクールに参加する目的は、音楽を深く学び人間としての成長をする為です。