音楽とは、自分自身を語ること。
音楽教育とは、語るべき自分らしさを育てること。
音楽とは、人はそれぞれ、皆、違うということを知るためにある。
音楽というものは、音で何かを表現するということ、そして、その音楽にふさわしい音や美しい音で、如何に歌わせて弾けるかです。
音楽で人の心を育て、音楽で人々の心を繋ぎ、音楽で幸福に生きて行く力を育ててあげることが、ピアノの先生です。
音楽は、誰かと競争することではありません。
コンクールに参加する場合でも、けして勝ち負け(通過した、通過できなかった)を意識するのではなく、音楽を真剣に学び努力することを学び、その音楽に相応しい音で演奏できたか?その音楽に相応しい音色で演奏できたか?音楽的に演奏できたか?その曲に相応しい表現力と技術に過不足がないか?を意識しましょう。
コンクールは、自分自身が成長する為に参加するものです。
そうすれば、結果は自ずとついてきます。
歌うことは、音楽の原点です。
歌うことで、自然に音感やリズム感が養われ、歌詞のお話をすることで感性が養われ人としての心が育つのです。
童謡をたくさん歌ってあげてください。
童謡は、子どもたちの想像力や心が育つ内容になっています。
ちなみに、童謡と唱歌の違いをおわかりでしょうか?
唱歌は文部科学省が学校教育に公認した曲です。
なので、「文部省唱歌」と言われていた時もありました。
子どもの心を育てるのに絵本の読み聞かせも良いと思いますが、親子で一緒に童謡を歌って欲しいと思います。
手を繋いで歩きながら童謡を歌うことでリズム感や拍子感が自然に養われます。
「あめあめふれふれかあさんと、、、、」
「うたをわすれたカナリアは、、、、、」
「夕焼け小焼けの赤とんぼ、、、、、」
、、、、、、、
童謡には、想像力が養われる歌がたくさんあります。
音楽教育は、ピアノ教育は、人間の心を育てるものです。
どんなに技術的に優れている演奏でも、心が無い演奏は素晴らしいとは言えません。
心を込めて弾くということは、誰かの幸せのために弾くということです。
誰かを笑顔にするために弾くのです。
ピアニストであれば、演奏を聴きに来てくれたお客様が幸せな気分になり笑顔になってくれるように。
子どもであれば、まずは身近な親御さんを笑顔にすることを目標にされると良いと思います。
音楽は、人々を幸福に導くためにあるのですから。