ピアノのレッスンで考えるLGBT

ピアノのレッスンで考えるLGBT

むかしむかし、教会音楽を考えれば、そもそも女性は神様の前に出ることも許されず男の子たちがずっと子供の声で聖歌を歌っていた時代もあった。

宗教でも男尊女卑があった。

カトリック教会は、いまだに女性は神父になれない。

ちなみに、私の叔母さんの1人はプロテスタント教会の牧師になっていますので、プロテスタント教会は、男性も女性も関係無い。

マルチンルターの宗教改革の功績は大きかったかもしれませんね。

現在の音楽業界は、コンクールを見る限りにおいては、男女の区別はありませんから平等と言えば平等ですね。

ピアノでも声楽でも男女の身体の違いがありますから、身体的に考えれば女性はハンデキャップがあるのでは無いかと思います。

肺活量が男性の方が多いわけですから、同じホールで声を響かせる為には肺活量が多い男性の方が優位では無いかと思いますし、ピアノも響きのある良い音を出そうと思ったら、反田恭平氏のように肉体改善も必要になるでしょう。

ピアノは、指先に体重を乗せることと瞬発力で音を作るので、小さいお子さんよりは身体も手も大きいお子さんの方が音が出しやすいです。

良い音を出すためには、体幹を鍛えることも必要なので、姿勢が悪いお子さんは、予選通過は難しいです。

響きが良くなり音が良くなってくると、足の支えが良くなり姿勢も良くなっています。

本気になると、まずは姿勢が良くなるようです。

今日は、ピティナピアノコンペティション予選最終日ですが、今日2回目の予選を受けに行く生徒さんは、姿勢が良くならず、お母様の着物の帯をお借りして生徒さんに巻いてピアノを弾かせたり棒を背中に入れたり色々なことをしたのですが、それでも中々直らず本人が望むまで待つしかないかなーとか思っていたのですが、ホールで演奏するたびに姿勢が良くなってきました。

私は、ピアノを学ぶのに音楽を学ぶのに、本気でピアノが上手くなりたいと言う想いがあれば、性別も障害の有無も関係無いと考えており、障害者にも長年ピアノを教えてきました。

障害者にピアノを教えてきて思うことは、障害者を差別しているのは障害者自身と障害者のご家族ではないかということです。

土曜日にレッスンにお越しになられた身体障害者の〇〇さんが「誰々さんは私より障害が軽いから」とか、特別支援学校に通われているお子さんのお母様は「うちの子よりも障害が重い子がいます」とか「うちの子は軽度発達障害です」おっしゃる方がいるのですが、障害に軽いも重いも関係無いと思うのです。

私は、2年半第1級身体障害者の施設で働いたことがあるのですが、職員から見たら、障害者はみんな同じです。

解剖学者の養老孟司先生は、解剖の経験が無い人に解剖した時の気持ちを話したってわからないから話さないと前置きをされてでしたが、「人は生きていても死んでも人は人だよ」と言ってました。

なるほどと思いました。

ピアノが上手くなりたい想いに性別も障害も関係無いです。

ただし、私はですが、全ての障害者にピアノを教えられるわけではありませんのでごめんなさい。

耳が聞こえない人がピアノが上手く弾けるようになりたいと思うかどうかはわかりませんが、もし、「耳が聞こえないんですがピアノが上手くなりたいのでレッスンをお願いできますか?」と言う問い合わせがあったら、申し訳ないのですが、聴覚に障害がある方への指導経験がないのでお断りをさせて頂きます。

私は、障害者にピアノを教え始めた時は、経験が無かったので、上手く弾けるように教えることができるかどうか分かりませんでしたから、3ヶ月間は無料でレッスンをさせて頂き学ばさせて頂きました。

出来ないことはお引き受けしないか、わからない時は取り合えず無料もしくは半額でよければ教えますと言うスタンスで実績を積み重ねてきました。

新しい教則本を使ってレッスンする時も、モニターを募集してモニター価格(通常の半額)でレッスンをさせて頂きました。

色々な経験から、現在は、趣味も専門コースへ進まれる方も入り口の指導は同じなので、ピアノが本気で上手くなりたい方、しっかりと演奏技術と知識を習得したい方、レベルアップしたい方に向けてのレッスンを行っております。

このような考えのピアノ教室ですが、レッスンをご希望の方はお気軽に体験レッスンにお申し込みください。