ピティナピアノコンペティションの個人的感想

ピティナピアノコンペティションの個人的感想

24日25日に取手でピティナピアノコンペティション地区予選が開催された。

ピティナピアノコンペティションは、指導者の指導力向上を目的にはじめられたコンクールです。

生徒の演奏能力=指導者の指導力

と、ピティナを創設した亡き福田先生はお考えになられたようですが、

プログラムを見ると別な見方もできるのではないかと思います。

日本は、世界一ピアノを習う子供が多いけど、ピアノをやめる子供も世界一多いと言われています。

私のイタリアの友人の家では、子供たちがピアノを辞めると言うことはありません。

ホームパーティーがあれば、歌を歌ったり、ピアノを弾いたり、合奏したりして音楽を楽しみます。

子供の頃のように毎週レッスンに通うことはありませんが、ピアノを辞めてしまうことはないのです。

ピアノは、レベルが上がれば上がるほど楽しさも増します。

初級レベルで辞めてしまったら、レッスン料をドブに捨てるようなものです。

ピアノは、基礎をしっかり学べば、そして積み重ねて行けば、10年〜15年くらいで上級レベル(ピティナピアノコンペティションの課題曲で言えばF級)まで弾けるようになります。

私は、全国大会に出場できて金賞を受賞できなくてもよいから、地区予選を通過できるレベルでよいから、4期認定証書でよいから、F級まで続けて、生涯にわたりピアノを楽しむことができるピアノ愛好家に育って欲しいと思います。

結城美帆子ピアノ教室では、小学3年生位までにレッスンを始めていただければ、高校2年生でF級に挑戦できるようにレッスンを行っております。

取手の地区予選では、就学前のA2級の参加者が16名、小学2年生以下のA 1級が42名、小学4年生以下のB級が48名、中学2年生以下のD級が9名、高校1年生以下のE級が9名、高校3年生以下のF級がたった2名でした。

小学6年生以下のC級でピアノを辞めてしまう人が多いと言うことなのではないかと思いますが、C級レベルで辞めてしまうとピアノの楽しさを味わうことがなく、練習の辛さだけが残ってしまいます。

将来ピアニストを目指す方は、小学6年生でE級金賞とか、中学1年生でF級金賞を受賞していますが、趣味の方は、飛び級をする必要は無いと考えております。

将来ピアニストを目指す方や、全国大会に出場して金賞を取りたいと高い目標がある方は、千葉県でレッスンを行っていて金賞受賞者をたくさん育てておられる渡部由記子先生や角野美智子先生のレッスンを受けに行かれることをお勧めします。

片道1時間程度をいけますから、通えない距離では無いですし、実際に通われている方もおります。

経済的に可能な方は、つくば市のピアノ教室でレッスンを受けているより願いが叶う確率は高くなると思います。

昨年までは、生徒さんのレッスンに付き添っておりましたが、他の生徒さんを犠牲にしてしまうので、現在はレッスンの付き添いは行っておりませんが、全国大会で金賞を受賞させている指導者の指導を希望される方は、ご紹介することは可能ですのでご相談ください。

音楽でみんなが幸せになりますように!