ピアノの発表会をやめた理由

ピアノの発表会をやめた理由

皆さま、おはようございます。

確かな演奏技術と心を育み生きる力を育てている結城美帆子です。

ブログへのご訪問誠に有難うございます。

本日のテーマは「発表会をやめた理由について」です。

そもそも、発表会はなんの為に行うかです。

日頃の練習の成果を発表する事と成長を目的として30回までは継続して行っておりました。

生徒さんをピティナピアノコンペティションに参加をさせるようになって約10年になりますが、その頃から生徒全員での発表会が出来なくなりました。

コンペティションに参加している生徒さんと、参加していない生徒さんのレベルに大きな差が出てきたからです。

コンペティションに参加している生徒さんたちは、小学1年生には ブルグミュラー25番やソナチネアルバムが弾けるようになりますが、コンペティションに参加していない生徒さんたちの中には、6年生でやっとソナチネアルバムを弾けるようになる生徒さんもいるので、小さい生徒さんたちの中に「6年生なのに下手だね」なんておっしゃるお子さんもいたり、小さい子どもたちは、大人は上手と想像していますから、大人が子どもよりレベルの低い曲を演奏してあまり上手じゃなかったりすると、子どもたちの成長によくないと思い、まずは全員そろっての発表会をやめました。

ピティナピアノステップを発表会に利用するのも良いと思いましたが、成長にはイマイチのような気がしました。

コンクールに参加する生徒さんたちの指導をはじめて10年ですが、コンクールに参加している生徒さんと参加していない生徒さんでは、伸び方が全く違います。

コンクールに参加している生徒さんの方が、確実に演奏力も人間的にも成長しています。

私は、発表会の時は、必ず、生徒さんたちが目標となる人をゲストにお招きしてお演奏を聴かせておりました。

ピティナピアノコンペティションE級に小学6年生で金賞を受賞された方をゲストにお迎えした時もありました。

生徒さん全員がコンクールで入賞できるようになったら、お教室主催の発表会「入賞者記念コンサート」を行う予定です。

皆さん頑張ってください。

私も全員の生徒さんがコンクールで入賞できるように、頑張ってご指導をさせて頂きます。

ピアノのコンクールで良い成績を出している子どもたちは、お勉強も良くできるようで、中高一貫の進学校に合格しているお子さんをよくお見かけします。

「勉強が忙しくなるからピアノをやめます」とおっしゃる方もおりますが、ピアノが上手な子はお勉強も良くできるのです。

今、指導者として大いに反省しています。

「勉強が忙しくなるからピアノをやめます」と言わせているのは、指導者ではないかと思います。

上手に弾けるように教えてあげることが出来れば、「勉強が忙しくなるからピアノをやめます」とは言わないと思います。

誰が聴いても「上手」と言えるのは、やはり全国レベルのコンクールで最低でも予選を通過できることではないかと思います。

昨年は、残念ながら、バッハコンクールで予選奨励賞で全国大会に進めなかった生徒さんがおりますが、今年は、生徒さん全員が全国大会に出場できるように指導に磨きをかけますのでよろしくお願いします。

コンクールは、指導者だけが頑張っても良い結果は出せないので、生徒の皆さん、親御さん、よろしくお願いします。

お教室の発表会を目指して頑張りましょう!