桐朋子供のための音楽教室では、ピアノの個人レッスンの他に、全員がソルフェージュの授業を受けているようです。
ヤマハ音楽教室のグループレッスンでも、ソルフェージュ力を養うレッスンになっていると思います。
習い初めから個人のピアノ教室の先生に習い始めた人たちは、月3回〜4回30分程度のレッスンでソルフェージュの指導を受けているのでしょうか?
私は、最初から個人レッスンを受けておりましたが、小学生からは、全員が音楽高校を受験するわけでもありませんでしたが、どの生徒も、ピアノのレッスンと聴音と「桐朋子供のための音楽教室」のソルフェージュの教本を使って視唱のレッスンを受けておりました。
私も、教え始めた頃は、全ての生徒さんに同じレッスンを行っておりました。
障害者にピアノを教えるようになってからは、ピアノを教えるので精一杯になっていたように思います。
コンクールのレッスンをするようになってからは、課題曲のレッスンをするのが精一杯で、ソルフェージュの指導は出来なくなっていました。
反省です。
演奏力を高めるためには、ソルフェージュ力が絶対必要です。
ソルフェージュ力がないと、どんなに時間をかけてレッスンをしても練習をしても、コンクールで金賞を取ることはできないことがはっきりわかりました。
確かにそうなのです。
ピアノの先生の中には、ご自身が拍子感やリズム感が悪いことに気がつけない人もいるように思います。
一人で独奏をするだけであれば、気にならないと思います。
ソルフェージュ力が試されるのは、管楽器や弦楽器の人がオーケストラのオーディションを受ける時や、新国立劇場の合唱団のオーディションを受ける時は、ソルフェージュ力がないとアウトです。
NHK交響楽団のオーディションは、楽団員全員がOKを出さなければ合格できないので、すごく厳しくて、リズム感が悪かったら、即アウトです。
音高音大の時は、ソルフェージュの授業が嫌でしたけど、社会人になった時に、ソルフェージュの重要性を実感しました。
聴音は、小さい時に訓練をして絶対音感を習得しておけば、東京藝術大学の聴音も出来ると思いますが、東京藝術大学の聴音は、何拍子かも教えてもらえず、何調かも、何小節かも教えてもらえず書いていくので、絶対音感がなかったら無理だと思います。(最近の試験はどうなっているかわかりませんが)
プロの演奏家になると、楽譜が無い曲の演奏もしなければならない時もあり、そういう時は、音源を聴いて譜面に書くことからしなければならないので、聴音ができないと仕事にならないのです。
ピアノのレッスンは、ピアノが弾けるようになるだけではなく、お勉強ができるようになるだけでもなく、教養を身につけることだけでもなく、脳がどうのこうの言うことでもなく、きちんとピアノを習えば生きていく力が総合的に育つと思います。
ピティナピアノコンペティションに継続的に参加して、特級までは行かなくても、高校3年生以下のF級まで挑戦し続け、地区本選や全国大会を経験している人たちのその後を見ると、医学部に進学している人をよく見かけますし、医者とピアニストの二刀流で活躍している人もいますから、きちんと総合的に最低でも地区本選には出場できるようにレッスンをすることが大切と思います。
予選を通過される為には、基礎力(ソルフェージュ力)がないとダメです。
ソルフェージュ力があれば、何かを犠牲にしてまで練習をしなくても、予選程度は通過出来ます。
結城美帆子ピアノ教室では、予選通過率100%を目標にしており、ピティナピアノコンペティションにおいて、予選通過を目標に参加して通過出来なかった生徒さんは、これまで2名です。
この2名の生徒さんもリベンジしてくださればいいなーと思っています。
ピティナピアノコンペティションで、予選を通過したい方、募集中です。
コンペは、積み重ねが大事なので、3歳〜就学前のお子様歓迎です。
ピアノで成功体験を積み重ね、自分を信じる力を育てましょう。
就学前に、一つでも得意と言えるものはあると、お勉強も頑張れる子に育ちます。
随時体験レッスンを承っております。
入会は自由ですので、お気軽にお申し込みください。
最後までお読み頂き有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように!