おはようございます。
結城美帆子ピアノ教室のブログにご訪問いただき有難うございます。
もうすぐピティナピアノコンペティションの地区予選が始まりますね。
結城美帆子ピアノ教室では、発表の場として様々なコンクールを活用しています。
ピアノは、まずはピアノとのコミュニケーションです。
ショパン国際ピアノコンクールの予備予選を通過された東海林茉奈さんは、結城美帆子ピアノ教室の発表会や私が主催したコンサートで演奏を聴かせてくださっておりますが、彼女は、リハーサルの時に毎回「もう少しでこのピアノさんと仲良くなれそうなの」とおっしゃいます。
ピアノ演奏の喜びは、誰かに聴いてもらうことです。
つまり聴衆とのコミュニケーションです。
お客様とのコミュニケーションです。
正しく、間違えないで弾けたら「上手に弾けた」ということではありません。
その曲が求めている「音」や「表現」で、その内容が他者に伝わるように演奏することが大切です。
音楽とは音で何かを表現することです。
コンクールは、ピアノのプロ(ピアノの指導者)が一人一人の演奏を聴いて、その曲に相応しい音質や音色で弾けているかどうか、その曲が求めている音や表現が聴衆に伝わっているかどうかなどを評価してくれます。
ピアノ(音楽)はコミュニケーションです。
「上手く弾けた」と自己満足で終わるのではなく、コミュニケーションをいたしましょう。
コミュニケーションの始まりは、「一生懸命に練習しました、これから最高の演奏をさせていただきますので、どうぞ聴いてください」という心からの挨拶です。
コミュニケーションの終わりは、「聴いてくれて有難うございました」と言う感謝を込めた挨拶です。
ピアノは、技術だけを学ぶことではないのです。
人との付き合い方、コミュニケーションを学ぶことでもあるのです。
ピアノを学ぶことは、作曲家とのコミュニケーション、ピアノとのコミュニケーション、審査員(聴衆)とのコミュニケーション、人間がより良く生きていくために必要な「コミュニケーション能力」を養い高めることができるのです。
中学生が高齢の女性を後ろからナイフで刺殺したという事件がありましたが、コミュニケーション能力が不足していたのではないでしょうか?
自分の想いを伝えることの大切さを教えましょう。
子どもは、伝え方を教えてあげないとわかりません。
私はピアノの先生ですから、ピアノを通してコミュニケーションの方法を教えたいと思いますし教えております。
就学前から様々なコンクールに参加をしていると、心が豊かな人間に育ち心を込めた素敵な演奏ができるようになります。
これこそが、私がピアノを教えている目的、演奏力と人間力を育てることです。
心に響く素敵な演奏は、人間力があってこそです。
追伸
ホールとのコミュニケーションも必要ですね。
いつだったか、コンペを受けるという方でノバホールについての情報を教えて欲しいというメールを頂いたことがありましたが、以前、私自身が当時お世話になっていた先生にノバホールにお越しいただいて私の演奏を聴いていただいたことがあるのですが、リハーサルを聞いていただいたので、ホールのあちこちで聴いてくださったのですが、難しいホールではないかと思いました。