たかがピアノ、されどピアノ

たかがピアノ、されどピアノ

元旦から地震や津波、事故と、大変な幕開けとなりましたね。

人生は山あり谷あり、「マサカ」と言う坂もあります。

色々なことが起きるのが人生です。

関東大震災を経験した祖父母からの教えは、「地震が来たら火を止めて外に出る」でした。

数日は、船に揺られているような感じだったと話しておりました。

最近は、地震が来ても、すぐに外へ出ることはなくなったように思います。

地震の時、外を見ても、外に出ている人の姿を見ることはありません。

私が子供の頃は、地震が来ると、どのお宅でも皆んな外に出ていたように思います。

そして、ご近所さんが、すぐに集まり、お互いに「大丈夫だった」と声かけをしていたように思います。

どんな厳しい状況に置かれても、生き延びる為には、まずはパニックにならないこと、自分を信じ冷静に考えること、そして、どんな時でも希望を持つこと、時には耐えることも必要です。

このようなことは、突然できるようになることではありません。

ピアノは、習い方によっては、生き延びる為に必要なスキルを養い身に付けることができる習い事です。

なぜなら、ピアノが上手く弾けるようになる為には、具体的目標を設定し、目標達成に向けてどんなに苦しくても頑張ることが必要だからです。

レベルの高いコンクールで上位入賞している人たちの、努力と精神力はすごいです。

彼らは、そんじょそこいらのことでは、へこたれたりしません。

長年コンクールの指導をしてきて、生徒さんや親御さんを見て感じることは、親御さんが心の中でメンタルブロックをかけてしまうと、お子さんにも伝わってしまうと言うことです。

親御さんが、我が子を信じて最後まで諦めずに応援できれば、お子さんも自分を信じて最後まで諦めずに頑張り通すことができているように思います。

私は、長く音楽を学んできましたので、最後の最後まで諦めないのですが、親御さんが諦めてしまったら、指導者としてはそこまでしかできません。

途中で諦める癖が付いてしまうと、いざという時に生き延びることが出来ないと思います。

ピアノに限らず、お子様たちには、普段から「自分を信じること・心を強くすること・考えて判断すること・耐えること・諦めず努力をする」ことを教えて欲しいと思います。

結城美帆子のピアノレッスンでは、つねに「自分を信じること・心を強くすること・考えて判断すること・耐えること・諦めずに最後まで頑張ること」を求めています。

ピアノでお子様の生きる力を育てましょう!