ご家庭でのピアノの練習について

ご家庭でのピアノの練習について

ピアノのレッスンの最終目標は、「生徒さんご自身が弾きたい曲を自力で譜読みができて自力で素敵に弾けるようになること」と考えております。

導入から初級は、楽譜の読み方から弾き方まで、知識と技術をしっかりと教えますので、ご家庭では、レッスンで弾けるようになった曲を、スラスラと弾けるように復習をして頂きます。

導入から初級は、楽譜の読み方から弾き方、練習の仕方、など事細かに指導しましょう。

チェルニー20番またはブルグミュラー25番の次のレベルからは、お家で譜読みから自分で行っていただき、レッスンでは、正しく出来ているかどうかのチェックをしつつ、間違っているところがあれば、生徒さんご自身が気付けるように導き、生徒さん自身が間違いを訂正できるようにします。

知識と技術と弾き方と練習の仕方は、初級で徹底して教えているので、チェルニー30番やソナチネアルバム以降は、基本的にまずは自分で譜読みから行っていただきます。

専門の道に進まれる方は、チェルニー30番をレッスンしますが、趣味の方は、練習時間と本人の希望でやるかやらないかを決めております。

テクニックをつける為には、チェルニーはやった方が良いですが、1時間程度の練習では身に付かないのでやりません。

チェルニーをやらなくても、弾きたい曲でテクニックをつけることが出来ます。

教則本をたくさんやればテクニックが付くということではないです。

ちなみにですが、私は、チェルニー30番は、半年くらいで終わりました。30番は、譜読みはさほど難しくないので、一回のレッスンに1番〜5番くらいまで弾かせられて、次のレッスンまでにひたすらリズム練習をして、指定のテンポで弾けるように練習して、次のレッスンに備えました。

30番は、リズム練習の他に、ハ長調から半音ずつ上げて全調で弾かせられましたので、練習は大変でしたが、良い勉強になりましたし、力もついたと思います。

導入から初級は、反復練習も必要ですが、だんだんと、生徒さんご自身が、「1日目は〇〇小節まで片手で弾けるようにする、2日目は両手で弾けることが目標」とか、練習の時間や回数ではなく、具体的に目標を設定して練習ができるようにしましょう。

そのように具体的に練習目標を設定して練習を行うと、30日でショパンのノクターンが両手でペダルも入れて最後まで弾けるようになります。

練習の仕方は、中級でも上級でも初級で教えたことと同じです。

①右手の譜読みをする

②左手の譜読みをする

③右手を音価を言いながら弾く

④左手を音価を言いながら弾く

⑤拍子を打ち拍子を言いながら右手を弾く

⑥拍子を打ち拍子を言いながら左手を弾く

⑦拍子を言いながら両手で弾く

⑧強弱や表現を考えて弾く

⑨部分練習やリズム練習

⑩仕上げ

メトロノームを使うことをお忘れなきように!

以上で、上手く弾けるようになります。

ただし、ポリフォニーは少々やり方が違います。

間違っているからしれないので、レッスンで確認、それを繰り返すことで、だんだん自分でミスに気づけるようになり、ピアノ教室にレッスンに通わなくても上手く弾けるようになっていきます。

これは、結城美帆子の指導法です。

先生によって違うと思います。