芸能人ピアノ頂上決戦を観て思ったこと

芸能人ピアノ頂上決戦を観て思ったこと

昨夜、テレビで芸能人ピアノ頂上決戦を観ました。

クラシックの曲目ではありませんでしたが、テッペンになられた方は高校から桐朋で学ばれ、ピティナピアノコンペティションでは全国大会に出場し銅賞とかとっている方でした。

皆さんお上手でしたが、基礎力の有無が重要と感じました。

レベルが上がれば上がるほど基礎力があるかどうかがはっきりわかります。

弾き方の基礎、音を作る基礎、音楽的な基礎、クラシック以外の曲を弾く時でも基礎力がある人の演奏は良かったです。

芸能人に限らず、趣味でピアノを楽しんでいる方の中には、お医者様になられて、ご自分が勤めている病院で、病院が開催しているクリスマスコンサートでピアノの演奏をしている生徒さんもおります。

ボランティアで老人福祉施設で演奏を行っている方もおりますが、ボランティアは上から目線を感じるので、私は好きではありません。

実は、私も若かりし頃いいつもりをしてボランティア活動を行っていたのですが、母をデイサービスにお願いした時に「なんて失礼なことをしていたのだろう」と反省をしております。

全ての人が音楽が好きなわけではないのです。

聴きたい音楽をお金を払って聴いたほうが良いです。

金銭が絡めば、演奏する方も責任が生じます。

演奏は一期一会です。

これまで無料のコンサートも行っておりますが、出演者には私が個人的にしっかりお支払いをしています。

発表会でゲストをお迎えし演奏をお願いした時も、それ相応のギャラをお支払いしております。

今は亡き恩師の秋山千賀子先生のご紹介で発表会で演奏していただいた方々には、秋山先生から「芸大卒の〇〇さんには〇〇円を支払ってね、東京音楽大学卒の〇〇さんは〇〇円支払ってね」とか、ピティナさんからご紹介していただいた時も、お支払いの金額をご相談申し上げましたら、担当の方から「〇〇円くらいのお支払いをお願い出来ればと思います」と言われました。

努力は、その人に価値になります。