ピアノは、臨界期がありますから、臨界期を大切にレッスンをお始めになられることをお勧め致します。
ピアノを始めるのに一番良い時期は、3歳4歳です。
そして、臨界期、これ以上は伸びないという年齢は、25歳くらいです。
その理由は、コンクールの年齢の上限が25歳〜27歳くらいが多いからです。
声楽は、多少年齢が高くなります。
大人になってピアノを始めても、それなりに弾けるようにはなりますが、子供の頃に習った人と同じように弾けるようになるのは難しいです。
チェルニー30番の譜読みは出来ても、指定されているテンポで弾くのは難しいと思います。
ピアノは、日々の積み重ねが大事なのです。
脳のトレーニングにピアノを習い始める方もいると思いますが、私は音楽をリハビリには使いたくないと思います。
音楽は芸術です。
ピアノは、スモールステップなんて考えでやっていたら、あっという間に臨界期が来てしまって、下手をしたらバイエル修了程度で終わってしまいます。
私は、高校2年生までにショパンのエチュードが弾けるようになることを目標に指導を行っております。
大人になってピアノをお始めになられる方に対しては、基礎はしっかりと教えますが、初級教則本終了後は、チェルニーなどの練習曲はレッスンせず、本人のご希望に沿った曲をレッスンしております。
子供時代を大切にピアノを学びましょう。