つくば市に教室を開室したのは、1998年でした。
趣味の方から音高音大受験生など専門コースへ進みたい方まで、質の高い本格的なレッスンを提供するため、音高音大と同じくレッスン室にはグランドピアノを2台並べました。
「ピアノ・バイオリン・フルート・声楽・ソルフェージュ」のレッスンがあり、恩師の秋山千賀子先生の紹介で、茨城県立水戸第三高等学校音楽科講師の方がレッスンに来てくださっておりました。
開室当初は、受験生の指導が多く、試演会は平田先生主催の音大進学ゼミナールでさせて頂いており、これまで東京藝術大学附属高校をはじめ武蔵野音楽大学・東京音楽大学などに100%合格させてきました。
現在は新規でのお引き受けはしておりませんが、自閉症の子供にもレッスンを行っておりました。
自閉症児にレッスンを始めたきっかけは、今は閉校になってしまいましたが、通信簿に一がついても合格できると言われたり、毎年二次募集があったりして、偏差値が低い高校に通っている生徒さんを、武蔵野音楽大学に現役で合格させたことです。
同じ年に恩師が教えていた生徒も同じく武蔵野音楽大学を受けたのですが、不合格だったのです。
この時から、ダメな子を出来るようにすることに喜びを感じるようになりました。
頭の良い子は誰が教えても上手く弾けるようになると思います。
私にしか出来ないことをやろうと思っちゃったのです。
どんな子にもピアノが上手く弾けるように出来ると思っちゃったのです。
「出来ないわけがない」とか思っちゃったのです。
井の中の蛙だったのです。
大いに反省しています。
全てが自分の力だけで出来ることではありませんでした。
発達障害の診断をを受けた生徒さんも、ピティナピアノコンペティションやバッハコンクール・ブルグミュラーコンクールに出場させ、ブルグミュラーコンクールでは発達障害の生徒さんでもファイナルで銅賞を受賞、バッハコンクールでは予選奨励賞を受賞できております。
知的障害を伴う自閉スペクトラム症で支援級で学んでいる生徒さんも、ピティナピアノコンペティション地区予選優秀賞を受賞し、ブルグミュラーコンクールとバッハコンクールでは予選奨励賞を受賞できております。
コンクールは勝ち負けではありませんが、ブルグミュラーの予選通過率は50%ですから、予選を通過できたということは50%の上に行ったということです。
手間暇を惜しまずかけることが出来れば、ピティナピアノコンペティションで全国決勝大会出場も夢ではありません。
可能性は無限大です。
我が子を信じ、手間暇を惜しまず育ててあげてください。
そうすれば、ピアノが得意なお子様に育ちます。
つくば市に教室を開室したときは、質の高いレッスンを売りにしていたので、幼児からドイツ音名を教えておりましたし、レッスンは日本語と英語の両方で行っており、小学2年生や3年生で英検4級に合格した生徒さんたちも多数おりました。
英語はリズムで覚えると暗記しやすいです。
自閉症児を教えるようになった頃からは、日本語も理解できない子供がいる中で、英語とドイツ語は教えなくなっていったように思います。
開室した時のレベルに戻したいと思います。
ピアノはお教室でレッスンを受けるだけでは上手くなりません。
毎日練習することが必須な習い事です。
もし、家で練習が出来なければ、毎日レッスンに通えばよいのです。
英語も同じではないでしょうか?
週に2日3日お教室に通うだけでは覚えられないと思います。
1日何単語、1週間で何単語覚えると決めて、実行していくことです。
今日レッスンにお越しになられた中学一年生の生徒とお母様に「中学卒業までの英単語はいくつかお分かりになりますか?」と質問しましたら、わかりませんでした。
私は、バッハの初心者は、ブゾーニ版を使わせるのですが、説明文は、日本語と英語とドイツ語で書かれているので、言葉を覚えるのにもよいと思います。
標準バイエルも日本語と英語とドイツ語で説明が書かれているので、興味で言葉を覚えられます。
昨年から導入している「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本」は、英語も日本語も両方書いてあります。
これからは、海外の大学に入学する時代になってくると思いますので、英語はできるようにした方が絶対良いです。
英単語を覚えましょう。
英検の5級4級で覚える単語は1,000と少々です。
中学卒業までで1,800単語と教わりました。
間違っていたらごめんなさいね。
毎日3個の単語を覚えたら、365×3=いくつでしょう?
一年で4級までの単語は覚えられるのです。
結城美帆子ピアノ教室は、英語も覚えられるピアノ教室になります。
というより、開室当初に戻します。
ピアノはヨーロッパから来たものなので、音楽やピアノを学ぶ上で、英語やイタリア語・ドイツ語は少し必要かもしれません。
ピアノのレッスンで、英語やドイツ語・イタリア語に興味を持って頂けたら嬉しいです。
最後までお読み頂き有難う御座いました。