昨日行われたピティナピアノステップに参加された生徒の皆さん、初ステップでガン泣きしちゃった生徒さんもおりましたが、皆んな最後まで弾くことができました。
私の生徒さんたちは、他の出演者に比べると本番力が凄いと思いました。
どの生徒さんも、レッスンよりも良い演奏でした。
本番力と基礎力と最後までやり抜くことは、指導で大事にしていることなので嬉しく思いました。
基礎力と本番力とやり抜く力は、生きていく上で重要な力です。
何らかの災害にあった時、生きるために必要な知識(基礎力)があり、どんな状況下でも行動できる強心な精神力(本番力)、生き抜く力(やり抜く力)になります。
特別支援学校に通われている生徒さんは、幼稚園の時の恩師の先生と参加しました。
プログラムの前後が、コンクールの課題曲を弾かれる方だったので、心配をしておりましたが、三曲最後まで弾くことができました。
子供の声がうるさいと閉園された公園があったりして、心がない大人たちもおりますが、音楽に携わっている大人は、皆んなたっぷりの愛情で子供の成長を願い見守っています。
ステージで演奏している一人の子供を、皆んなが心で「がんばって」と応援しているのです。
音楽って良いですね。
アドバイザーの先生方もスタッフの先生方も皆んな初めてのステージを経験しているから、子供たちの気持ちに共感できるのです。
共感は、愛になります。
人間は人間の愛で人間に成長していきます。
精神科医で精神分析家のジャク・ラカンは「愛とは無を与えること」と言いましたが、ピアノのレッスンとは、まさに無を与えることではないかと思いました。
なぜなら、ステージでは、どんなに心が乱れても、生徒さん自身が演奏できなければどうにもならないですから、生徒さんがステージに上がったら指導者は何にもしてあげられないですから、生徒さん自ら頑張るしかないからです。
ピアノを学ぶって、凄いですね。
たっぷりの愛情で育った子供たちは、本物の愛を与えられる人間に育つことでしょう。
最後までお読みいただき有難うございました。
結城美帆子ピアノ教室では、随時体験レッスンを承っております。
入会は自由ですので、お気軽にお申し込みください。
幼児〜熟年の方まで導入からしっかりと基礎を学びたい方歓迎です。
支援級や特別支援学校に通われている方もまずはご相談ください。