皆さま、おはようございます。
結城美帆子ピアノ教室のブログへご訪問いただき有難うございます。
私にとってピアノを指導する目的は、演奏技術を教えるだけではありません。
ピアノが大好きになり、面白いと思ってもらい、生涯に渡り楽しんで続けていける音楽大好き人間を育てること。
そして、心を強くして生きる力をつけ、どんな壁をも乗り越えられる自立した人間を育てることを指導目的としています。
その為に、子どもにもわかる明確な目標を設定しています。
そして、子どものやる気を引き出し、継続して努力できるような指導を行い目標の達成へと導きます。
様々な習い事の中でも、やはりピアノは優れていると思います。
ある脳科学者も断言していますが、ピアノを習っている子どもの脳機能が高いということが証明されています。
ピアノ演奏で必要となる「指を動かす」「先を読む」「暗記」は、すべて脳の働きを高めることにつながります。
ピアノは両手で違う指の動きをします。
これが左右の脳をとても活発に活動させるのです。
ほかにも、ピアノには良い点がたくさんあります。
上手くできた時は先生から褒めてもらえ、達成感を得られます。
脳科学ではこれを「成功回路をつくる」と呼ぶそうです。
ピアノ教室には、コンクール・ピティナピアノステップなど、生徒さんを褒めるチャンスがたくさんあります。
子どものうちにこのような経験をさせることが、その後の人生において良い影響を与えるのです。
「ピアノさえ習っていれば良い子に育つ」ということではありません。
子どものうちにバランスよく様々な経験を積むこと、どんなことでも目標を持って一生懸命に取り組むことが、とても大切です。
目標の一つとして、コンクールに挑戦することをお勧めしています。
コンクールに挑戦するからと言って、賞を取ることを直接の目的にしているわけではありません。
真剣に、深く楽曲に取り組むこと、数ヶ月に渡る長期的な目標に向かって、着実に努力を積み重ねることが、目標です。
コンクールは他人と争う場ではありません。
自分自身がレベルアップする機会であり、自分の可能性を思い切り伸ばすための、絶好のチャンスです。
半年先、一年先の目標に向けて少しずつ努力を重ねること、その過程で小さな成功体験を積むことは、子どものうちに体験させて欲しいです。
「高い目標でも、少しずつ努力していけは叶うんだ!」という体験に基づいた確信は、受験勉強でも役に立ちます。
さらに、大人になって社会に出てからも、自分の力で道を切りひらく、大きな自信の源となります。
また、たとえ思うような結果が得られなかったとしても、その経験自体、とても意味深いことです。
挫折を知って成長した子どもは、困難に遭遇してもへこたれることはありません。
コンクールは強い心を育てる究極の場、と考えています。
私の子どもの頃には、幼児から挑戦できるコンクールはありませんでしたが、茨城県立水戸第三高等学校音楽科初代主任教諭であった小方弘先生が、「子どもたちに発表の場を」と始められた茨城県下児童生徒音楽発表会には参加しておりました。
全員の演奏が終わると、小方弘先生が舞台に上がって行かれ、演奏者全員への講評がありました。
出場者のほとんどが、水戸3高音楽科で講師をされていた先生に指導を受けていた子どもたちだったように思います。
私はもそうでした。
実は、この茨城県下児童生徒音楽発表会は小方弘先生亡き後も受け継がれているようで、水戸3高音楽科講師を務められていた方が講評をしているようです。
参加費用も私の時代は500円で、門下生の発表会の参加費よりお安かった記憶があります。
最後までお読みいただき有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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