幼児のピアノレッスン譜読みより大切なこと

幼児のピアノレッスン譜読みより大切なこと

ピアノは、楽譜を読みながら弾きますので、音符を読み楽譜を読めるようにすることも大切ですが、小さいお子様は、音符のお稽古をする前に、感覚的なことを学ぶことが大切です。

感覚的な指導をすっ飛ばして五線譜を教えたり、音符を教えようとしても理解するのは難しいように思います。

高い音、低い音、フワフワ、柔らかい、熱い、冷たい、感覚的なことは、すべり台やブランコ、ボール遊び、どろんこ遊び、いろいろな遊びを通して、身体で体感し感覚統合をしていきます。

感覚統合が十分に行われていない時に音符を教えても、小さい子供は理解できないように思います。

感覚統合は、大人の初心者の生徒さんにも言えますので、大人の生徒さんも、楽譜のお勉強の前に指を動かせるようにします。

最初は自分の手を見ながら指を動かします。

思うように指が動かせるようになったら、アイマスクをして同じように動かせるようにします。

大人になって初めてピアノを習う方は、アイマスクをして手を見ないで指を動かすことが難しいようです。

小さいお子様は、これから育っていく感覚なので楽しそうにできます。

この手を見ないで指を動かせるようになって、初めて音符を読み楽譜を見ながらピアノを弾くことが可能になります。

コロナで自粛生活があったためか、子供達の感覚的な発達に抑制がかけられたようにも思います。

休日は、なるべく外でお子さんとたくさん遊んであげると良いと思います。

そして、お子様が幸せな人生を送ることができるようにお子様の脳を育んであげましょう。

結城美帆子ピアノ教室では、そのお手伝いをさせて頂いております。