子供の可能性は無限大

子供の可能性は無限大

40年色々な人にピアノを教えてきて思うこと。

子供の可能性は無限大です。

ピアノが上手くなる子、上手くならない子。

本番で実力を発揮できる子、出来ない子。

チャンスを掴める子、逃す子。

運を味方に出来る子、出来ない子。

サンデル教授は「残酷な真実」の中で、『努力できる能力は遺伝、成功は運』と述べている。

40年に渡り色々な子供たちにピアノを教えてきて、「なるほど」と思うこともありますが、努力をしている人は努力をしていることが普通と思っているように思うので、自分は努力ができる能力を持っているかどうかわからないような気がします。

私自身、ピアノで努力をしたなんて思っていないですし、私はただピアノを弾くのが好きだったから弾いていただけですが、母からは、よく「いつまで弾いてるの、もう寝なさい」とか言われておりました。

リサイタルなんかを行う時は、何曲も覚えなければなりませんから大変と言えば大変だったはずですが、大変だったと言う記憶はありません。

母の介護も大変だったと言えば大変でしたが、娘として母親を介護するのは当たり前と思っていたので、努力とは思いませんでした。

なんて我が身を振り返ると、私は努力ができる能力があったのかもしれませんね。

40歳の頃、高血圧と血糖値が高くなり2型糖尿病の境界型を発症し、薬を服用していた時もありましたが、食事の指導と運動の指導を受け実践した結果、薬を止めることができ、薬を止めても血圧も血糖値も下がり安定していますが、これも努力ができる能力の結果かもしれませんね。

私は、考えて考えて良いと思ったら即実行実践する性格のようで、これが努力と思ったことはないです。

私は長女ですが、母も長女で祖母も長女で曽祖母も長女だったので、長女として生きる為の遺伝子は受け継いできたかもしれませんね。

生徒さんの親御さんのご職業を伺うと努力無しには就けないご職業の方ばかりのようの思うので、結城美帆子ピアノ教室の生徒の皆さんは努力ができる能力を持っていると思います。

東京藝術大学入学してから演奏家としてやっていけるかどうかは、音楽的才能が有るか?無いか?だと言われますが、東京藝術大学入学までは努力で可能と言われますので、努力ができる能力があれば10年〜15年程度で上級レベルのショパンのエチュードが弾けるようになります。

ピアノは、レベルが上がれば上がるほど楽しさも増しますので、上級まで努力をして最高のピアノの喜びを得ましょう。