子どもの純粋な心が好きです。
子どもの純粋な心に触れると、涙が出てきます。
今日は、明後日コンペのリハーサルを目的にステップを受けに行く生徒さんのレッスンがありました。
中学生の生徒さんは、ペダルが上手く踏めていなかったので、どうしたらいいか考えました。
自分で決めさせようと思い、「ペダルを入れて暗譜で弾きたいですか?」それとも「ペダルを入れないで楽譜を見て弾きたいですか?」と聞きましたら、「ペダルを入れて暗譜で弾きたい」と言いました。
私は、基本的な弾き方は教えますが、最終的にどのように演奏するかは本人に弾きたいように弾かせております。
生徒さん自身が感じて生徒さん自身が自分の音楽を創ることが大切なのです。
多少ミスをしても構わないのです。
大事なのは、表現力です。
表現内容が豊かな演奏は、聴いていて心が動くのです。
優等生の演奏は、心が動かないのです。
コンクールで良い結果を得るためには、コンクールで良い評価を得られる弾き方を教え、それこそ指導者と同じに弾けることが求められますが、疑問を感じています。
その子の個性を伸ばしてあげたいと思います。
「あなたは、この曲で何を表現したいの?」と問うようにしています。
明後日、やはりコンペのリハーサルでステップを受けに行く6年生の〇〇さんに、〇〇ちゃんは、「ノンレガートに弾きたい?それともレガートに弾きたい?」と聞きましたら、「レガートに弾きたい」とお答えになられましたので、「それでいいわよ」と申し上げました。
バッハは、色々な解釈があり弾き方も色々なので、最終的には生徒さん本人が思ったように演奏できれば良いと思っています。
「私は、僕は、こう弾きたい」という気持ちが大切と考えております。
感性を養い自分の心で演奏が出来るようになってほしいと思います。
教えるべきことと、教えてはいけないことがあるのです。
自分で音楽を創る力を育ててあげたいと思います。
音楽の本質とは、音で表現することです。
結城美帆子ピアノ教室では、いい子にならなくても良いのです。
ピアノで自由に自分を表現してください。
それがピアノを学ぶということです。