結城美帆子の考えですが、
*子どもの場合
幼児からレッスンを始めても、小学生からレッスンを始めても、小学校を卒業する時には、最低でも、ピティナピアノコンペティション小学6年生以下のD級の課題曲が弾けるレベルを目標にレッスンを行っております。
具体的には、バッハのインベンション・フランス組曲・メンデルスゾーンの無言歌・ショパンのマズルカやワルツ・モーツァルトのソナタ・ハイドンのソナタ・ベートーヴェンのソナタ、などです。
小学校卒業時に、これくらいの曲が、出来ればコンペティションで地区予選が通過できるレベルになっていれば、高校卒業までに上級レベルまで弾けるようになるでしょう。
頭が柔らかい年齢の時に、色々な曲を弾けるようにしておくと、25歳位までに暗譜した曲は、60歳を過ぎても弾けますから、ピアノが生活の一部となり素敵な人生を送ることができると思います。
モーツァルトのソナタは、小学生でも弾きますが、大人になってから小学生の時に弾いた曲を再び練習をすると、人生経験を積んだことにより、味のある演奏になるのです。
これがピアノの楽しみなのです。
熟年になった時、新しい曲を覚えるのは大変ですけど、若い時に学んだ曲を弾くのは楽しいです。
なので、レパートリーが多ければ多いほど楽しいピアノ人生を送れることができます。
*中高生からレッスンを始める場合
25歳までは、いくらでも弾けるようになりますから、どんどん弾きましょう。そして、将来のため(高齢になった時のため)に、レパートリーを増やせるだけ増やしておきましょう。
*大人になってからレッスンを始める場合
経験からですが、40歳までにレッスンをお始めになれば、「エリーゼの為に」が原曲で弾けるようになります。
熟年以降にレッスンをお始めになられる方は、スモールステップで、一曲一曲丁寧に学びレパートリーを増やしていかれると良いと思います。
ピアノを楽しみ、健康で幸せな人生100年時代を!