日曜日につくばカピオで行われたピティナピアノステップを見学して思ったことは、基礎力です。
拍感が感じられない演奏が多かったです。
拍子が打てないと、リズムが打てません。
私の生徒さんにも言えることなのですが、拍子を打ちながらリズムを打つことができない生徒さんが多いです。
一般の方は、ピアノのレッスンはピアノを弾くものと思われている方がほとんどではないかと思うのですが、ピアノはピアノを弾く前に学ぶことがあるのです。
先日、体験レッスンにお申し込み頂いた4歳のお子様は、「今まで習っていた教室は、ピアノを習いに行っているのにピアノを弾かせてもらえなかったのでやめたんです」とおっしゃいました。
このお子様は、お話を伺うと重度の自閉症で、よくよくお話を伺うと、発達検査では1歳程度と言われたとのことでした。
前の先生とは、おそらくですが、コミュニケーション不足だったのではないかと思われました。
結城美帆子ピアノ教室では、ADHDや自閉症の特性があるお子様のレッスンもお引き受けしておりますが、音楽療法的概念でのレッスンは行なっておりませんので、ひらがなと数字の1〜5までの読み書きができる方からとさせて頂いておりますので、お断りをさせて頂きました。
体験レッスンからピアノを弾かせているお教室が多いようなので、当教室でもピアノを弾かせますが、本来3ヶ月程度はリズム打ちや拍子打ちなどを行い音楽の基礎ソルフェージュ力をつけるレッスンが理想です。
ピアノのレッスンに入ってからも、ソルフェージュのレッスンは継続した方が良いのですが、30分のレッスンで、ピアノの譜読みをやってソルフェージュもは難しいのではないかと思います。
コンクールで全国大会出場者をたくさん出しているお教室のホームページを拝見すると、ピアノのレッスンの他にソルフェージュのレッスンも受けているようです。
桐朋子供のための音楽教室でも、ソルフェージュは必ず受けます。
コンクールで予選を通過したい方は、ソルフェージュは必須ではないかと思います。
当教室では、全ての生徒さんに絶対音感のトレーニングとソルフェージュのレッスンを行っております。