ドイツやイタリアでは「8歳になってからピアノの先生の所へ行き、3年間に相当の曲が弾けるようになったら、将来ピアニストやピアノ教師になれる可能性がある」と言う考え方があります。
私が子供の頃お世話になっていた東京藝術大学ピアノ科を卒業され当時茨城県立水戸第三高等学校音楽科の教諭だった〇〇先生は、「バイエルが終了したらまたご連絡ください」とおっしゃいまして、バイエルは親が教えるか、バイエルを教えてくれる先生の所へレッスンに通うかして、バイエルが終わり、チェルニー100番とブルグミュラー25番とハノンから〇〇先生にお世話になりに行くのが一般的でした。
大体それが小学2年生くらいだったと思います。
他の生徒さんもみんな同じくらいだったのではないかと思います。
〇〇先生のお嬢様が音楽大学を卒業されてからは、バイエルは〇〇先生のお嬢様が教えるようになりましたので、導入の時から〇〇先生の所へ通い、バイエル終わって〇〇先生のレッスンになったら、お嬢様にそのままレッスンを受けたり、〇〇先生がレッスンができない時はお嬢様がレッスンをしてくれたりのレッスンでした。
最近は、幼児からコンクールに参加できますから早期に始めるお子様も増えておりますが、子供の成長に合わせた指導を考えれば、幼児期は模倣をして音楽の楽しさを味わいながらリズム感や音感を養いピアノの弾く為の準備で十分ではないかと思います。
まだ感じる心も育っていなければ手根骨も育っていない段階で教え込むような指導はいかがなものかと思う今日この頃です。
定型発達のお子さんであれば、4歳で13枚のカードを覚えることが出来ますので、4歳くらいから音符を読むレッスンが可能になります。
絶対音感は、音をドレミで聞こえる能力ですから、五線譜でドレミが理解できる必要があります。
自閉スペクトラム症のお子様でもピアノは上手く弾けるようになりますが、知的障害を伴わない場合です。
知的障害があっても、それなりにピアノが弾けるようになり音楽を楽しむことは可能です。
みんなが音楽で心が豊かになり幸せになりますように!