ピアノの楽しさと喜びを

ピアノの楽しさと喜びを

コンクールで入賞させたり、金賞を取らせることも大事かもしれませんが、頑張ることや努力を教えることよりも、まずはピアノの楽しさと喜びを教えたいと思います。

子どもたちは、学校でも頑張っていますし、塾でも頑張っていると思います。

目標に向かって努力をすることも大切ですが、努力の方法を間違えると無駄な努力になってしまいます。

20年以上昔になりますが、40歳を過ぎた頃から血圧が上がり気味になってきたり、コレステロール値や血糖値も上がってきて、俗に言う生活習慣病になっちゃったんです。

「えらいこっちゃ」と思いました。

血圧を下げる薬を処方され、最初は一錠だったのが2錠になり、2種類の薬になり、ドクターからは、痩せるように言われ、挙げ句の果てに「やる気の問題です」と言われ、私はブチギレてしまい、現在お世話になっているドクターに辿り着き、管理栄養士さんやドクターのきめ細かなご指導により、血圧も下がり、コレステロールも血糖値も下がって、体重も20キロの減量に成功し、現在は、薬を服用することなく、血圧も安定していますし、コレステロールも血糖値も全て正常値内です。

医師になられた方、特に女医さんは、すっごく努力をされたのだと思いますが、努力をしているのはお医者様だけではないです。

ピアノも、コンクールで良い結果を出せないと「努力が足りないから」とか言われる先生もおりますが、そもそもピアノって努力をしなければいけないものなのでしょうか?

指導にしても演奏にしても、ピアノで生計を立てるのであれば努力は必要だと思いますが。

もちろん、上手く弾けるようになるには、ある程度の努力も必要ですが、なるべく苦労せずに少しの努力で上手く弾けるように導いてあげるのが、指導者の腕の見せ所ではないかと思います。

コンクールの後、燃え尽きシンドロームに陥ってしまう人もおりますが、そうならないように導くのも指導者の仕事ではないかと思います。

ピアノは楽しむものです。

ピアノは心を豊かにする為に学ぶものであり、人生を豊かに生きていく為に必要で大切なことを学ぶことと考えております。