ピアノの指導に必要な資格とは

ピアノの指導に必要な資格とは

30年以上前、将来、祖母と両親の介護をしなければならなかったので、介護福祉士の資格を習得しようと思って、ピアノの指導の仕事にプラスして障害者施設で介護の仕事を始めました。

介護福祉士の資格ができた時は、実経験が規定の時間数あれば、介護福祉士の受験が出来たのです。

その時に、先輩の資格習得者から、「看護師は資格がないとできない資格だけれど、介護福祉士は資格がないから介護ができないわけではない。資格には、法律上なければ出来ない資格と、名誉資格の2種類ある。資格を貰うのに、国に2万円納めたけど、ただお金を取られただけのような気がする。」と言われました。

コロナ禍でオンラインセミナーも増え、色々な民間の資格が増えたように思いますが、本当に正しい知識なのか疑問を感じるものもあります。

ピアノの先生でも、ホームページのプロフィールを見ると、色々な資格を習得されていることが書かれていたりしますけど、ピアノを教える上で本当に必要な学びで資格なのでしょうか?

以前、保育園に通う生徒さんの親御さんから、「保育園の先生は子供の扱いがお上手ですよ」と言われたことがありましたが、私はピアノを教えるピアノの指導者で、子供をあやす保育園の先生ではないのです。

私が准看護師の養成所に通ったのは、ピアノの教える上で、解剖学と生理学の知識が必要と実感したからです。

それまでは、手根骨なんて分かりませんでしたから。

発達障害の子どもにピアノを教えるようになり、発達心理学と精神分析の知識の必要性を実感したから、自ら精神分析(教育分析)を受けたのです。

15年に渡る精神分析を受けましたが、人生の中で一番過酷な経験でした。

精神分析は、「自由連想法」と言って、頭に浮かんだことをひたすら話し、分析家は分析者に答えを与えるようなことはしません。

精神分析の作業とは、自分自身で自分自身の問題を解決して行く作業なのです。

分析家は、同行人です。

ピアノの先生も、小さな美しいもの、小さな暖かいもの、それぞれの子どもの歩幅で、てくてくと、ともに拾い集めて行く人生の同伴者です。

ピアノの指導の目的は、自ら弾きたい曲を選び、自力で譜読みができ、自力で弾けるようになり、自力で表現豊かな演奏ができるようになることです。

子育ての目的とは、子どもが自分自身で成長できるようになることです。

最近は、脳科学がブームのようで、ピアノの先生が、資格ビジネスのターゲットにされているような気もしております。

私の教室には、発達障害の診断を受けた生徒さんもレッスンにお越し頂いておりまして、レッスンの成果を確かめるために、レッスンを始めて3年〜5年後にWISCーⅣの再検査を受けて頂いているのですが、全員の生徒さんに20〜30程度のIQの向上が見られますので、ピアノを演奏することが脳の機能を高めていると考えられます。

以前、興味があり「ピアノで久保田メソッド」の勉強会だか講習会だったかに応募したのですが、私の考え方が合わなかったのか?本部から「久保田メソッドの教材を購入して頂き教室を運営して頂くことが参加条件なので、久保田メソッドを導入して頂けない方はお断りをさせて頂きます」と言われました。

特別な教材を使わなくても、両手でピアノを演奏することで脳は活性化し発達します。

「ピアノで脳トレ」みたいな民間の認定資格もありまして、興味はありましたが、ピアノは音楽で芸術ですから、なんか違うなーと思いました。

ピアノを教えることに誇りを持っていますので、他の業種に方のお金儲けの道具にはされたくないなーと思います。

脳の勉強をまともにしたいのであれば医学部に入り医者にならないとわからないと思います。

紙の上の知識だけではわからないと思ったから、准看護師の養成所に通ったのです。

医学部に合格できるだけの頭脳があったら医学部に行きたかったです。

私は、理数系は好きではなかったですし、音楽高校は数1しかありませんでしたし、そもそも音楽高校から医学部受験は難しいです。

ピアノを演奏すれば、脳は発達しますし、認知症の予防にもなります。

そして、音楽の本質に沿ったレッスンを行うことで、人としての心と感性が育まれます。

音楽の本質とは、音で何かを表現することです。

ピアノで表現する喜びを味わいましょう!