今年の8月にご入会いただきました初心者の大人の生徒さんのレッスンがありました。
教則本は、バイエルを使っています。
昨日は、付点が課題の61番と、ポジション移動が課題の62番をレッスンしました。
61番は、さほど手こずらずに弾けましたが、62番のポジション移動は少々手間がかかるようです。
ポジション移動は、目の動きが重要です。
私のレッスンでは、目の動かし方も丁寧に教えております。
ピアノは、基本的に楽譜を見ながら弾きますが、音が離れるときは鍵盤を見て確認しなければ弾けませんので、鍵盤を見るタイミングや、鍵盤を瞬時に見てすぐに楽譜に目を戻す方法も丁寧に教えております。
ピアノの第一関門は、5つの音以上が出てきた時です。
ドレミファソまでは、鍵盤に指を乗せて弾けましたが、ド〜ラとか、シ〜ソが出てくると、指を広げる操作が必要になったり、音階を弾くようになると、指を跨いだり、潜ったりの操作が必要になります。
広げる、寄せる、潜る、跨ぐの操作で弾けるうちは、鍵盤を見なくても弾けますが、音が離れたところを弾く時は、瞬時に鍵盤を見て瞬時に目を楽譜に戻す操作が必要になります。
鍵盤を瞬時に見て瞬時に目を楽譜に戻す操作が、ピアノの第二関門と考えており、バイエル62番は、その為の練習曲です。
生徒さんが、なるべく苦労を少なくそれぞれの関門を通過できるように導くことが指導者の仕事と考えております。
バイエルで基礎をしっかり身につけることができれば、チェルニー100番をやらないで30番とソナチネアルバムに入れます。
ただし、足台を使っているお子様の場合は、手の大きさや身体のバランス成長を考えて、ブルクミュラー25番やチェルニー100番を抜粋してレッスンを行っております。
ピアノは、チェルニー30番からが本格的なテクニックの勉強と考えております。
私の教室では、専門コースへ進まれる方はもちろんですが、趣味の方もチェルニー30番と40番は学んで頂いております。
最後までお読みいただき有難うございました。
今日も希望に満ちた素敵な一日になりますように!