知的障害で特別支援学校に通っている小学6年生の生徒さんが、ピティナピアノステップに参加します。
プログラムを見ましたら、私の生徒さんの前後は、ブルグミュラーコンクールとバッハコンクールの課題曲を弾かれるようなので、谷底に落ちる感覚になるのではないかと心配をしております。
私は、基本的に障害があってもなくても関係ないと考えており、小学生まではインクルーシブ教育が良いと思っていますが、同じ6年生の演奏を聴いて、子供たちが何をどう思い感じるかです。
子供だけではなく、親御さんやアドバイザーの先生方の反応も心配です。
普段から障害者に接していたり、障害について学ばれていれば見方が違うと思いますが、ステージ演奏は、お互いが成長する場であると思うので、その観点から考えると❓のような気がしております。
私が知的障害者や自閉スペクトラム症などの子どもにピアノを教えているのは、社会の平和のためです。
知的障害の人や自閉スペクトラム症の二次障害に行動障害があります。
自分を傷つけたり、他者を傷つけたり、自傷他害の行為です。
ピアノは、心を落ち着かせることができなり、連弾などをすることで意思疎通ができ、行動障害を抑えることが可能になります。
彼らの自傷他害や行動障害を抑制できれば、彼らから被害に遭うことがなくなり、お互いが幸せに社会生活を送ることができると思います。
ピアノの以外にもあると思いますが、ピアノは楽器があれば一人でもピアノを弾くことができます。
施設に入所してからも、というより、強度行動障害があると、施設で受け入れてくれなかったりします。
障害者が社会で幸せに暮らせる社会は、一般の人も幸せに暮らせる社会です。
ピティナピアノステップで、色眼鏡で見られるのもかわいそうに思いますし、どうしたら良いか悩んでいます。
皆様のご意見をお聞かせ頂けましたら幸いです。
ピアノは、健常者も障害者も弾けるようになります。
障害者は、一般的な生徒さんよりも理解に時間を要するだけです。