ピアノが上手くなる子

ピアノが上手くなる子

私は、コンクール専門の教えてきたわけではないので、色々な方にレッスンを行ってきました。

幼児から大人の方まで、障害がある方もお越しになられました。

色々な方を40年教えてきた中で、すっごく反応が良いお子さんで、〇〇幼稚園に通う年少さんの女の子でしたが、お母様のご希望もあり、レッスンは始めから60分月4回固定制で行いました。

すごく反応が良いお子さんで、1曲譜読みのやり方と引き方を教えると「こうやるの?」と言って自分で先まで練習してくるお子さんでした。

親御さんはピアノを弾ける方ではなかったので、自分で弾いてきたのです。

3ヶ月でバイエル上巻が終了し、ピティナピアノコンペティションの課題曲がバイエルで弾けたので、ピティナピアノコンペティションA2級を受けてみませんかとおススメしました。

結果は、地区予選を通過し、地区本選を通過し、全国大会の入賞者記念コンサートに出場しました。

追加レッスンは行いませんでしたし、私が一人で教えましたし、お家ではアップライトピアノでしたが、全国大会入賞者記念コンサートに出場できたのです。

ピアノが好きなお子さんでした。

この子は、ピアノを練習しているという感覚はなかったと思います。

ピアノが弾くのが好きだったから弾いていただけだと思います。

親がピアノが弾ける人ではなかったので、親から練習ということを言われることもなかったので、好きなようにのびのびとピアノを弾くことを楽しめたのではないかと思います。

小学6年生でピアノを始めたお子さんもすごかった!

この子は、1ヶ月でバイエル上巻が弾けるようになり、習い始めて1年後の最初の発表会にはベートーヴェンのソナタト長調(ソナチネアルバム一巻の15番)を弾きました。

お子さんの親御さんも、全くピアノが弾けない方でしたので、本人がピアノが好きで弾いていたのだろうと思います。

この子は、習い始めて2年後の中学2年生の発表会ではショパンの幻想即興曲を弾き、高校卒業の時の発表会ではショパンのバラード2番を弾きました。

この子にもコンクールを勧めたのですが、コンクールの課題曲のレッスンを始めましたら、だんだん表情が暗くなり意欲がなくなってきたように感じたので、この子は自由に弾いていたいのかなーと感じたので、そのことをお話ししましたら「コンクールは出たくない」とおっしゃいましたので、コンクールはやめましたが、弾きたい曲は何でも弾けるようになりアメリカへ旅立たれました。

ピアノが上手くなる子は、ピアノを弾くのが好きなようで、練習という感覚は無く、ピアノを弾きのが好きだから弾いているだけ、色々な曲が弾けるようになるのが楽しいから弾いているように思います。

親御さんは、自分の子供が何に興味を示しているか観察をして、興味があるものが伸ばせるようにしてあげると良いと思います。

ピアノを見たことがなかったら、ピアノを弾いているのを見たり聞いたりしたことがなかったら、ピアノに興味を持つことはないです。

小さいお子さんは、幼稚園の先生が弾くピアノやお友達が弾くピアノ、親御さん・兄弟姉妹が弾くピアノを見て興味を持ち「自分もピアノを弾いてみたい」と思うのではないかと思います。

お子さんが何に興味を持つかは、その子の育つ環境によるのではないかと思います。

もし、お子さんに、ピアノが上手な子になって欲しいと思う場合は、親御さんがピアノを弾いて楽しんでいる様子をお子さんに見せると良いと思います。

一本の指で、チューリップやちょうちょなど子供の歌を弾いてあげると良いと思います。

あまりすごい曲を弾くと、お子さんはドン引きするかもしれません。

最後までお読み頂き有難うございました。

今日の素敵な一日なりますように!

幼児〜大人まで、体験レッスンお受けしております。