ピアニスト亡き井内澄子先生から学ぶこと

ピアニスト亡き井内澄子先生から学ぶこと

井内澄子先生は、NHK「ピアノのおけいこ」で講師をされていたピアニストです。

番組の始めは、毎回先生の演奏からでした。

毎回、子ども向けの曲を演奏してくださいまして、「今日は何の曲が弾けるのかな?」と毎回楽しみにテレビを観ておりました。

最近は、リサイタルでもコンサートでも、子どもが興味が湧き子どもが楽しめそうな演奏会がないような気がします。

リサイタルは、自分の良さをアピールするのが目的かもしれませんが、演奏家は、聴衆を喜ばせることや幸せを味わっていただけること、そして、ピアノ愛好家を育てることも必要ではないかと思います。

子どもたちが、「ピアノって面白そう、あの曲面白そう私も僕も弾いてみたい」と思えるような演奏会も必要ではないでしょうか?

ピアノを知らない小さな子どもに、ベートーヴェンやショパンは如何なものかと思います。

子どもたちの心に揺さぶりを掛けることが出来る音楽を聴かせて欲しいと思います。

少し頑張れば子どもでも弾けるようになる曲、子どもたちが憧れる曲、子どもたちの想像力が育まれ豊かな感性が育てられる曲を演奏して欲しいです。

以前、発表会を行っていた時は、現役の音大生にゲスト演奏をして頂いていたのですが、みんな自分の得意な曲しか演奏してくれませんでした。

ピアノを習い始めの子どもが弾き曲を、演奏を生業としているピアニストが素敵に演奏するのを聴いたら、子どもは感動すると思いますし、やる気が増すと思います。

私は小学生の頃は、少し上の上級生が弾いていたブルグミュラーの「アラベスク」や「バラード」、「カッコーワルツ」、「エリーゼのために」、「乙女の祈り」、「アルプスの夕映」、「トルコ行進曲」、などを弾けるようになりたいと思っていました。

「カッコーワルツ」と「トルコ行進曲」は、音楽の教科書に載っていて弾いてみたいと思いました。

お家で子どもが好きそうな音楽を聴ける環境で育てると、ピアノに興味を示しピアノが好きになる可能性が高いと思います。

ピアノの先生の子どもがピアノが上手な子に育つのは、遺伝子ではなく育つ環境の影響が大きいと思います。

ピアノで子どもたちが感性を育み幸せな人生を送ることができますように!

みんなが豊かな心をもって、お互いの幸せを願い幸せな人生を送ることができますように!