非正規で市役所に相談業務に採用されていた大学院卒で臨床心理士がうつ病になり精神科に通院、自殺をしてしまいました。
人の悩みを聞き相談業務を仕事にしていた人です。
私がお世話になっているクリニックは院内処方なので、前後の患者さんがどんな薬を服用しているか聞こえてしまいます。
ジアゼパムやデパスなどを処方されている人が多いのに驚いています。
先月受診した時に、先生に「皆さん、すごく薬を服用しているのですね、本当に必要な薬なのですか?」と聞きましたら、「人は色々ですから」
精神安定剤と言われる薬は、本当に必要な薬なのでしょうか?
もし、高齢者が精神安定剤を服用していて車の運転をしていたとしたら、危険極まりない行為ではないでしょうか?
うつ病の患者さんが自殺をしてしまったら、担当していたお医者さまの責任もあるのではないでしょうか?
勉強が良くできても自殺をしちゃダメでしょ。
私が学んだ精神分析も、精神分析家が患者の心に共感できるスキルを持っているわけではありません。
医者も自殺をする人もいます。
自殺を選んでしまう人は、精神を病んでいるのではないかと思います。
うつ病を発症した人は自覚ができる方自ら医療機関を受診することができますが、統合失調症や人格障害は自覚がないようなので、周りが影響を受ける場合があります。
自己愛型人格障害や妄想性人格障害の人が上司だったりすると、部下はうつ病を発症したり精神を病んでしまうかもしれません。
自己愛型人格障害の特徴は、共感ができないとか、心に寄り添うということが理解できないようです。
自閉症の人は、目に見えないものは理解ができないようなので、相手の気持ちを想像するということはできないようです。
世の中には色々な人がいますので、自分を守ることも必要な場合もあると思います。
心を育てることを疎かにしてきた結果が、今日の社会なのではないでしょうか?
情操教育のピアノでさえ、コンクールビジネスで競争の中に子供達を追い込んでいるような気がしてきました。
結城美帆子門下生の皆さん、コンクールは他者との競争ではなく、作曲家がどのように弾いて欲しいと思っているか?どんな音で弾いて欲しいと思っているか?を考えて素敵な演奏をすることを目標にして学んでくださいね。
音楽に正解はありませんから、たとえ点数が低くても、審査員の想いと違っただけと考えれば良いことです。
粒がそろっていなかったり、音のミスがあったりしたらダメですよ。
自分の演奏を良くお耳で聴いて、作曲家の想いを表現できれば良いのです。
そうすることで、相手を思う心が育ち、心に寄り添うことや、共感すること、誰かと幸せを分かち合う喜びを経験することが可能になり、人間として生きる喜びを得ることができます。
自分だけの幸せってあり得ないです。
誰かが一緒に喜んでくれることで幸せを感じることができるのではないでしょうか?
手と手を繋ぎ分かち合える人間になりましょう。
人を蹴落として何かを得られたとしても、果たして幸せを感じることができるでしょうか?
ピアノは、みんなが上手に弾けるようになることが大切です。
競争をさせればみんなが上手く弾けるようになるのでしょうか?
教えにくい子、能力が低い子に、上手く弾けるように教えることができる先生が良い先生なのではないでしょうか?
ピアノは、続けることで得られる大きな喜びがあります。
ピアノという習い事は、続けることで、20年後30年後に、親に感謝しきれないくらい素晴らしいものを得ることができます。
ピアノで感じる能力を育み感性を育てたいと思います。
たくさん努力して臨床心理士になったのに、医者になったのに、自殺しちゃダメですよ。
どんなに苦しくても辛くても生きる方法を考えられる人に育って欲しいです。
他者の心の傷みに想いを馳せることができる人に育って欲しいです。