『愛とは無を与えること』ジャック・ラカン

愛とは、与えること。
それも、無いものを与えること。

親の子供への愛は、無償の愛です。

音楽は、愛です。

音楽は、心です。

ピアノは、愛と心が無ければ、美しい音色を奏でることはできません。

音楽を愛する心を育みましょう。

ピアノは、作曲家への愛とピアノを愛する心で奏でるのです。

ピアノを学ぶということは、音楽を学ぶということです。

音楽を学ぶということは、遠い世界の遠い時代に生きた作曲家の喜びや悲しみ心の傷みに想いを馳せることです。

ピアノを演奏するということは、作曲家の喜びや悲しみ心の傷みに想いを馳せ、自らの心と体を通して、作曲家の想いをピアノを使って表現することです。

コンペティションで演奏する場合でも同じです。

テクニックも大事ですが、作曲家を想う心と愛する心を忘れずに演奏しましょう。

心を大切に演奏しましょう。

点数は、どれだけ作曲家の喜びや悲しみ心の傷みに想いを馳せ演奏できたかです。

心を込めた演奏をしてください。

どうぞ、あなたの心で演奏してください。

そうしたら、結果は自ずと付いてきます。

私自身、大切なことを見失うところでした。

音楽は、競争をするものではありません。

コンペティションに参加する目的は、音楽をいつもより深く勉強する為です。

指導方針

ピアノは、初級より中級の方が楽しいです。

中級より上級の方が、もっと楽しいです。

導入器の教則本が後から後から出版されますが、どの教則本を使っても結局はみんな同じではないかと思う。

基礎はなるべく早く修了させて、次のブルグミュラー25番に入った方が楽しいです。

「ブルグミュラー25番は、やらなかった」とおっしゃる音楽大学出身の保護者がおりましたが、あまり練習をされなかったのでしょうか?

一般的には、バイエルが終わったら、ハノンとチェルニー100番とブルグミュラー25番に入りますが、あまりお家で練習をしない生徒さんの場合は、ハノンとチェルニー100番もしくはブルグミュラー25番のどちらかをレッスンしております。

バイエルが終わったら、教本が3冊になりますから、バイエルで初見演奏が得意にしておかないと、ピアノが負担になってくると思います。

ピアノは、練習しないで弾けた方が絶対に楽しいです。

その為には初見力があると良いのです。

ピアノは、練習や努力でうまく弾けるようになるものではないのです。

ピアノは、脳と心で弾くのです。

正しい脳の回路を作ってあげることが重要なのです。

ピアノは、認知と操作で弾きます。

まずは、楽譜を脳で認知します。

次に、認知した楽譜の通りに脳で手を操作して弾くのです。

レベルが進むと、認知して、判断が必要になってきます。

最終的には、ピアノは「認知・判断・操作」で弾けますから、そんなに難しいことではないです。

コンクール

コンクールビジネスという言葉があるくらい、後から後から色々なコンクールが出てきてます。

主催者のコンクールの目的は何なのでしょうか?

コンクールに参加する時は、参加する目的をよくよく考えて参加するコンクールを選ぶことが大切ではないかと考えております。

『ネギを背負った鴨にならないように』

私が、ピティナピアノコンペティションをお勧めする理由は、導入期幼児からバロック・クラシック・ロマン・近現代の四期が学べるからです。

専門コースに進みたい・進ませたいとお考えの方には、1947年から行われている小学3年生から参加できる「全日本学生音楽コンクール」をお勧めしております。

著名なピアニストの多くが、「全日本学生音楽コンクール」小学生の部で1位〜3位を受賞されております。

毎日新聞社とNHKが主催しており、以前は毎日音楽コンクール「通称マイコン」と言ってました。

審査員は、全て現役の第一線で活躍されているピアニストやバイオリン二スト・オペラ歌手でした。

ピティナピアノコンペティションが始まって、全体的なレベルの底上げにはなっているかもしれませんが、私が子供の頃のレベルよりは低いです。

私の出身校である茨城県立水戸第三高等学校音楽科初代の主任小方弘先生が、ピアノの発表の場にと水戸第三高等学校音楽科主催の「茨城県下児童生徒音楽会」毎年秋に開催されていた音楽会があり今でも続いているようです。

全員の演奏が終わると、一人一人小方先生からの講評があるのです。

参加者のほとんどが、水戸第三高等学校音楽科の教諭と講師の門下生で、中学3年生のほぼ全員が水戸第三高等学校音楽科を受験しましたので、この小方先生の講評を頂いて受験に向けて頑張るのです。

小学1年生から中学3年生まででしたが、ピティナピアノコンペティションよりもレベルは高かったです。

小学1年生2年生で、ソナチネアルバムやバッハのインベンションを弾いてました。

私もピアノを教え始めた頃は、発表会で、小学1年生でソナチネアルバムの中から弾かせておりました。

年中年長さんで発表会でよく演奏させていた曲は、4ページもある「人形の夢と目覚め」やバッハの「メヌエット」を弾かせておりましたので、今のピティナピアノコンペティション就学前の課題曲よりレベルが高かったです。

趣味で習う方と専門コースに進む方は、色々なことが違うのではないかと思う今日この頃です。

ヤマハ音楽教室も、ピティナも、ピアノ愛好家の裾野を広げたことには大きく貢献していると思います。

でも、趣味でピアノを楽しむレッスンと、専門コースへ進むレッスンは、同じではないように思います。

ピティナピアノコンペティションは、特級以外は、ピアノ演奏をより楽しむ為のコンクールと私は位置づけしております。

学校のテストの場合、100点満点だったら最低でも85点取れないと出来たとは言えないと思いますので、それと同じにピアノでも、コンペティションで10点満点で8.5点が取れる指導をしております。

コンペティションで8.5が取れれば、地区予選を通過でき地区本選に出場できます。

音高音大進学をお考えの方は、受験に備えた曲を勉強しなければ合格できませんので、近現代は勉強する必要がありませんから、ひたすらバッハと古典とエチュードをレッスンしたほうが志望校に合格できますから、ピティナピアノコンペティションではなく、エチュードが課題曲にある全日本学生音楽コンクールへの参加を勧めます。

音高音大では、エチュードの試験があるからエチュードを勉強しますが、趣味でピアノを楽しみたい方の場合は、本当にエチュードが必要なのかどうか疑問も感じております。

1時間のレッスンで、ハノンをやり、チェルニーをやり、バッハもやり、曲のレッスンもするのは無理ですし、趣味でピアノを楽しみたい方が家で毎日4冊練習するのは難しいのではないかと思う。

私は、専門コースだったので、小学生の頃から4冊練習しておりましたが、色々な悩みは尽きません。

ただ、大事なのは、たとえ趣味であっても、基礎はしっかり正しいことを教えてあげないと、途中で弾けなくなってしまうので、趣味であっても、ピアノを弾くのに弾きやすい手の形や指の指定席・脱力など確かな基礎をしっかりと教えております。

ピアノのレッスンの醍醐味とは、趣味であっても、テクニックの向上ではないでしょうか?

テクニックの向上が感じられなくなると、多くの生徒さんがレッスンをお辞めになられました。