私は、子供の頃から「ピアノが上手く弾けるようになりたい」「〇〇ちゃんが弾いている曲を私も弾けるようになりたい」「〇〇ちゃんに負けたくない」なんて思ってピアノを習い続けて、今に至っているように思います。
音楽高校に入っても、音楽大学に入っても、たえず競争相手がいたように思いますし、いつも「〇〇さんには負けたくない」という気持ちがあり、続けていたように思います。
実技試験の結果を掲示板発表される時は、ウキウキして楽しかったです。
私は、いつも2番か3番で、1番になれず悔しい思いをしました。
私は、子供の頃から、負けん気が強かったと思います。
親にも先生にも、誰にも言ったことはありませんでしたが、どんなことに対してもいつも「負けたくない」と思って取り組んできたと思います。
目標があるから頑張れた。
目標がなければ何を頑張るのかわからないのではないでしょうか?
楽しいだけでは上達は難しいと思いますが、入り口は楽しくないとダメですね。
夢中にさせる為には、夢中になれる仕掛けが必要なのではないかと思うようになりました。
最初からピアノで競争心なんて無いです。
まずは、「ピアノって面白いなー」「ピアノって楽しいなー」って思ってもらうことが大切ではないかと思います。
次に、「パパやママのように上手に弾けるようになりたいなー」「先生のように上手に弾けるようになりたいなー」と思ってもらうように導き、「ピアノが上手く弾けるようになりたい」という欲望を引き出すこと。
「上手く弾けるようになりたい」という欲望を引き出せたら、競争心を芽生えさせること。
競争に勝てた時(目標を達成できた時)の喜びと幸せを実感させること。
あとは、成功体験を積み重ねられるように導き全力でサポートをしてあげれば、ピアノを習うことで自分の人生を生き抜く為の「生きる力」が身につくのではないかと思います。
ピアノのレッスンは、コロナ禍で不要不急扱いのように思いますが、楽しむだけのピアノのレッスンは不要不急かもしれませんが、生き抜く力をつける為のピアノのレッスンは継続することで身に付く力なので不要不急のものではないと考えます。
私は、ピアノの指導を通して、どんなに困難な状況でも生き抜くことができる強い心と生きる力をつけることを指導目的としてレッスンをさせて頂いております。
ピアノのレッスンで培った強い心と生きる力は、夢を叶える力となり、夢を叶えられる人間に育ってくれると思います。
ピアノのレッスンは、より幸せに生きる為に存在していると思いますし、そこに存在価値があるのではないかと思います。