結城美帆子の発達障害者にピアノを教える理念とは。

私は、障害を売り物のようにするようなことはしたくないので、障害者のコンクールに生徒を参加させることはしない。

一般の人たちが参加するコンクールに参加をさせている。

社会に出たら、健常者も障害者も関係ないです。

私は、障害があっても、社会の中で自立して生きて行ける人間に育って欲しいと思います。

新型コロナウイルスは、未曾有のパンデミックです。

障害者や老人は、普段は支援を受けられていても、いざとなった時は見捨てられる場合もあると思います。

新型コロナウイルスでは、障害者施設や介護施設で多くのクラスターが発生し、入院もさせてもらえずにたくさんの入所者が命を落とされました。

元々介護を受けている人を隔離して治療を行うと言うことが難しいのかもしれませんね。

何もない時は支援を受けて暮らせると思いますが、非常時に犠牲になる可能性が高いのは障害者や老人ではないかと思うのです。

太平洋戦争の時もそうだったようです。

アウシュビッツのガス室に一番最初に送られたのは、障害者でした。

それも、本来患者の味方で患者を助けてくれると思う精神科医が障害者をガス室に送ったのです。

その精神科医の中に、アスペルガー症候群を発見したハンス・アスペルガー博士がいたようです。

私は、障害があっても、自分の力で道を開き生きて行ける人に育って欲しいのです。

障害があっても、自分の人生を謳歌できる人に育って欲しいのです。

私は、ピアノを教えることしかできません。

障害があっても、ピアノで自分に自信が持てるように育てたいのです。

一つでも自信が持てるものがあれば、それを心の支えとして、どんな状況下に置かれても心を強くして生きて行けます。

生きていくのって大変なことです。

生きる力がなければ、生きて行けません。

特に、これからの時代を生き抜く為には、地頭力と生きる力が重要ではないかと思います。

ピアノは、コンクールを活用することで、考える力(地頭力)を育み、強い心を育てることができます。

ピアノは、コンクールを活用することで、生きる力を育てることができるのです。

私は、これまでも発達に障害がある生徒さんを、ピティナピアノコンペティションに何人も参加させ、地区本選に出場させた生徒さんもおります。

コンクールは、目標を持って挑みますから、目標を達成することで目標を達成する力を育てることができますし、もし、思うような結果を出せなくても、目標に向かって努力をする経験は人間として大きく成長します。

プライバシーの問題があるのでコンクールで結果を出しても、「この人は実は発達障害なんですよ」とは申し上げることができませんが、彼らは、すごい努力をして結果を出しているのです。

彼らに教えている私も、すごい努力をして教えております。

発達障害の生徒さんを一人教えると、レッスンが終わった後、ヘトヘトになります。

私は、障害者は音楽療法的なレッスンで良いとは全く考えておりませんで、障害があっても、一般の人と同じにピアノが上手な人に育てたいと考えて、レッスンをしております。

生徒さんに、生きる力をつけて頂く為に、レッスンをしております。

発達障害でも、ピアノの先生を生業にしている人もおります。

発達障害を世間に公表してピアノを教えているピアノの先生もおります。

つくば市は今はピアノの先生が多くおりますが、全国的には減少傾向にあるようです。

女の子は、ピアノの先生と言う職業はおすすめです。

ピアノの先生と言う仕事は大変ではありますが、子育ても親の介護もできます。

演奏の勉強や指導法の勉強は終わりがないので、大変ですが人間を育てることに大きな生きがいとやりがいを感じられる仕事です。

ピアノの先生は、一人の人間の成長を10年以上見続けることができるのです。

こんな素晴らしい仕事って他にあるでしょうか?

私は、人間の成長を見るのが好きです。

人間の成長だけでなく、木々の成長を見るのも好きです。

死と再生だからではないかと思います。

死があるから、また芽を出し再生する。

死と再生の繰り返し。

死は、終わりではないから生きられる。

だから、今を生きられる。

誰も明日があるという保証はないけど、今を生きることができる。

ピアノは、今日の練習は今日やるのです。

だから、ピアノを長く続けている人は、今この時の大切さを分かるから、今を生きることができるようになるのです。

ピアノって、素晴らしいです。