自閉スペクトラム症ピアノのレッスン。結城美帆子

自閉症の子供は、言葉の意味がわからないでしゃべる時があるので、私のレッスンではおうむ返しの症状がなるべく出ないように、そして言葉の意味を理解させたいと考えておりますので、良く出来ている時は、日本語ではなくイタリア語で褒めるようにしております。

おそらく、レッスン室以外では聞いた事がない言葉の為か、何の反応もせず、おうむ返しもしません。

昨日、小学3年生自閉スペクトラム症のお子さんのレッスンが有り、「今日は、ピアノのレッスンに来る前にどこかへ行きましたか?」と、聞きましたら「デイ」と、お答えになりました。

想像ですが、親御さんが、お子さんの前で、放課後デイサービスのことを「デイ」と言っているのではないかと思います。

言葉を省略しないで使うようにしないと、自閉スペクトラム症の子供は、いつまでたっても、自分の気持ちを他者に伝える事が出来ないと思います。

脳科学者の久保田競氏は、幼児でも幼児語は使わないほうが良いと著書に書かれております。

言葉は、正しく教えましょう。

言葉は、自分の考えを伝える手段の一つですから、正しく使えないと自分の気持ちをわかってもらえません。

生きるとは。結城美帆子

新型コロナウイルスの1番の感染予防対策は、おそらく人と接触しないことではないでしょうか。

人と接触しなければ、新型コロナウイルスの感染は防げるかもしれませんが、新型コロナウイルスの感染が防げたとしても、それではなんの為に生きるかわかりません。

命を守るか経済を守るかと言いますが、精神分析でも命かお金かの選択を迫られる話がありますが、お金が無ければ生きていけませんからお金は必要ですから経済を守ることは必要ではないかと思いますが、お金があっても人との交流が無ければ幸せではないと思うので、お金があるだけでも人間は生きていけないと思います。

なんの為に働くのか?生きる為であり、生活する為であり、幸せに生きる為ではないかと思います。

幸せとは何なのか?

「何にもしなくていい」と言われたら、辛いと思います。

人間、生きていく為には、生き甲斐ということも必要なのです。

誰かの役に立っていると心で思えることも必要なのです。

たとえ命のリスクがあってもです。

新型コロナウイルスは無症状の感染者もいるとのことですから、お教室に生徒さんを招いてレッスンをすることは、もし、無症状の感染者がいらした場合のことを考えると不安もありましたが、結核のように空気感染をしなければ、自分がきちんと感染防止対策を行えば心配はないと結論に達したので、レッスンを続けております。

新型コロナウイルスは、エアロゾル感染は有りという事なので、エアロゾル感染を防止する為に、湿度をピアノが守れるギリギリまで上げてレッスンをしております。

命が守られれば生きて行けるという事ではないと思います。

人間が生きていく為に、なくてはならないものは、人との交流、ふれあい、愛ではないかと思います。