保護者の皆様へのお知らせ。結城美帆子

新型コロナウイルスの感染予防の為、3月から生徒さんのみにレッスン室にお入りいただきレッスンをしております。

3ヶ月が過ぎようとしており、一度お子様の成長をご覧頂いたり、お子様のやる気を向上させる為にも良いのではないかと考えており、今月の第4週目のレッスンは、保護者様にご一緒にレッスン室にお入りいただきレッスン見学をしていただこうと思いますので、よろしくお願い致します。

挨拶は、お玄関で、レッスン室の入り口ではお静かに、レッスン室でもお静かに、ソーシャルディスタンスをお守りくださいますようお願い致します。

やり抜く力を育てるピアノレッスン。結城美帆子

小学4年生自閉スペクトラム症男の子のレッスン。

特別支援クラスに通われております。

自閉スペクトラム症のお子様は、心とか感覚とか目で見えないことを教えようとしても理解が困難なようなので、小学生であっても理論的に教えると上手く弾けるようになるようです。

まずは、楽譜を全て理解させることから始めます。

音部記号から、大譜表、拍子、小節線、など、次に、右手で弾くところ音符を読み、次に左手で弾くところの音符を読み、次に、拍子を打ちながら、譜読みをして、次に、音価を言いながら片手で弾き、次に、拍子を言いながら片手で弾き、次に拍子を言いながら両手で弾きます。

バイエル終了までは全ての曲において、自閉スペクトラム症のみならず、一般的なお子様も大人の生徒さんも、同じやり方で指導をしております。

生徒さんに能力によっては、30分のレッスンでは両手で弾くところまで進めない方もおります。

譜読みの途中で間違って読んでも、途中で私が直すことはせず、最後まで自分で考えて自分の力でやり遂げることができるようにしております。

昨日レッスンにお越しになられた小学4年生の自閉スペクトラム症の男の子の子は、バイエルの62番をレッスンしたのですが、手を移動させなければならない箇所がたくさん出てくる曲なので、手の移動が上手くいかずミスを繰り替えてしおりましたけど、弾き始めて20分くらいで、ミスをせず、最後まで弾ききることができました。

その間、私は何も言わず聴いているだけですが、最初の頃は私が何か言ってくれるのを待っているようなところもありましたが、最近は、ミスをすると自分でわかるようになり、最後まで一人で弾けるようになりました。

自閉スペクトラム症の特徴は、自分で自分のことが判断できないので、たえず相手の様子を伺って、良かったのか悪かったのかを判断するので、自閉スペクトラム症の子供の主体性を引き出す為には、指導者は、無になること(お脳の能面のようになること)が重要になります。

脳の面は、観る側の心によって、同じ面なのに、微笑んでいるように見えたり、反対に悲しんでいるように見えたりする時があります。

自閉スペクトラム症の子供の特徴に、オウム返しと言って、相手の言葉をそのまま真似ることがありますが、彼らはそうやって生きる方法を見出しているようです。

私のレッスンでは、自分で考え自分で判断し行動できるようにしてあげたいと思うので、自分の演奏も私が評価するのではなく本人に評価をして頂くようにして進めております。

基礎をしっかり教えてあげれば、子供も大人も発達障がいのお子様も、皆んなソナチネ程度からは自力で弾けるようになります。